車検のチェック項目とは|ユーザー車検のポイントまで徹底解説

車検時にはチェック項目が複数あり、スムーズに更新するにはそれら全てを把握し、事前整備をしておかなければなりません。

数ある項目のうち、一カ所でも保安基準に適合しないと判断されると、車検は通らないため注意が必要です。どのようなチェック項目があるのか、詳細に理解を深め、事前準備に役立てましょう。

車検でチェックされるカ所について

車検時にチェックされるのは、大きく以下4つのカ所です。

  • 外回り
  • 内回り
  • 足回り
  • 同一性

これら4つのチェック項目はさらに詳細に分けられており、全部で56カ所あります。56カ所は非常に多いですが、何がチェックされるのかは細かく把握しておきましょう。

外回りの検査項目

外回りの検査項目は、以下のものが挙げられます。

  • 車台番号
  • ヘッドライト(ハイビーム・ロービーム)
  • スモールランプ
  • ウィンカー(左右)
  • ハザード
  • フォグランプ
  • ストップランプ
  • ウィンドウォッシャーの噴射
  • ワイパー動作
  • バックギアランプ
  • ホーン
  • フロントガラスのヒビや割れ
  • サイドスリップ
  • ブレーキスピードメーター
  • 排ガス下回りの検査

細部でチェックされているポイントは違いますが、基本的には「正常に作動するか」、「安全に運転する上で問題がないか」が見られます。例えばヘッドライトなら、ライトの光量や光の向き、色といった点がチェック対象です。

新車で購入した状態で、機能が劣化していないなら問題はありませんが、長く乗って劣化している、あるいはカスタムしている場合は注意が必要です。安全面も重視されているため、「機能している=検査に通る」と思ってはいけません。

ぎりぎり機能しているレベルでは、安全性が確保されていないと判断され、不適合とみなされることも多いです。各種パーツ性能の劣化はもちろん、ヒビや割れといった、外傷がないかもチェックしておきましょう。

多少の傷なら見逃してもらえる場合もありますが、判断基準は曖昧なため、基本的には傷は全て直しておくのがおすすめです。

内回りと足回りの検査項目

内回りや足回りは、以下の点がチェックされます。

  • オイル漏れの有無
  • パッキンの劣化具合
  • タイヤ・ホイールの消耗具合
  • ハンドルの操作性
  • ブレーキパッドの消耗具合

大まかに分けると以上5点で、内回りは検査官が目視で確認するため、特に細部までチェックされると考えなければなりません。オイル漏れの有無やパッキンの劣化具合は見逃しやすいポイントでもあるため、念入りにチェックが必要です。

タイヤやホイールも注意が必要で、これらは全4本のうち、ひとつでも不具合があると不適合とみなされます。スリップサインが出ていないか、ホイールのはみ出しやナットのゆるみがないかチェックしておきましょう。

ハンドルの操作性は、車軸が曲がっていないかが見られます。何もしていないのにハンドルが勝手に左右に切れるようだと、軸が曲がっていて危険とみなされるため注意が必要です。

オートマの場合はブレーキパッドのみですが、ミッションだとクラッチペダルの消耗具合も含めてチェックされるため、ここも確認しておかなければなりません。

同一性の確認

同一性の確認とは、簡単に言えば提示されている車検証と、車の状態、情報が一致しているかを確認する検査です。車検証と車はセットで見られるため、それぞれ取り違いがないよう確認されます。

基本的にはセットで提出し、間違いがないかを確認するだけのため問題ありませんが、構造部分の変更に関係するカスタムをしている場合は注意が必要です。

大幅な改造をしていると、車検証の記載と車の状態が合わないと判断されます。大幅に改造するなら、事前に構造変更の申請を出して、車検証の内容そのものを変えなければなりません。

ユーザー車検時のポイント

車検は業者に依頼し、代行してもらうものとイメージする人が多いでしょうが、実際には自分で行うことも可能です。自身で行う車検をユーザー車検と言い、全国の運輸支局の検査場を予約し、持ち込むことで車検が受けられます。

業者に依頼しない分、手数料がかからず安く済ませられますが、事前の点検や整備、当日の検査も自身で行うため、スムーズに終えるにはポイントを知っておかなければなりません。

内装の事前チェックポイント

ユーザー車検前の内装のチェックは、以下のポイントに従って行いましょう。

  • ミラー類の確認
  • 着色フィルム・シール貼り付けの有無
  • 安全装備の確認(発煙筒を含む)
  • 灯火類の点灯

ミラーはきちんと見えるか、ヒビや割れがないかが重要です。特にフロントガラスは、少しでもヒビ割れがあると、即座に不適合にもなりかねないため注意しましょう。着色フィルムやシールは、貼り付けても問題ないカ所もありますが、透過率には注意が必要です。

貼り付けが許されている場所でも、透過率が規定を満たしていないと、不適合となります。安全装備は、シートベルト、エアバック、発煙筒などが挙げられます。

全て正常に作動するかを確認し、発煙筒は期限切れになっていないかもチェックしましょう。灯火類は正常に点灯することが大切で、一カ所でも光らない場所があるなら直しておかなければなりません。

外装の確認

外装は以下の点を確認しましょう。

  • タイヤ・ホイールの劣化具合
  • 車体部分の劣化具合
  • オイル漏れの有無

タイヤやホイールは多少の傷なら問題ありませんが、ヒビや割れがひどかったり、パンクしていたりすると不適合とみなされます。また、消耗し過ぎてスリップサインが出ている場合も不適合とみなされるため、疑わしいものは事前に変えておきましょう。

車体部分の劣化具合は、よほど大きな傷やへこみがない限りは問題ありません。線傷やすり傷程度なら、直さなくても車検には通ります。

オイル漏れの確認も必要で、排気部分からオイルが漏れ出していないか、走行後にチェックしておきましょう。オイル漏れがひどい場合は、内部が劣化しているため、該当カ所を修理しておかなければなりません。

整備命令

不正改造や整備不良の際には、整備命令が出されます。整備命令はいわば警告であり、これを受けるだけなら問題ありませんが、受けてから放置していると罰金や処罰の対象となるため注意しなければなりません。ユーザー車検を受けて整備命令を出された場合は、速やかに該当カ所を修理して、再検査を行いましょう。

実際に操作をする

ユーザー車検では検査時に自身で車を操作することになるため、事前に動かしておき、操作に慣れておくことも大切です。また、実際に動かすことで確認できる部分もあるため、それらも含めてチェックしておきましょう。

  • ハンドリング性能
  • ブレーキの効き具合
  • パッドの踏み心地
  • ワイパーの作動

上記の点は実際に動かしてみなければ分からない点で、必ず操作して確かめることが大切です。上手く動作しなかったり、異音がしたりする場合は不具合があると考え、必ず修理しておきましょう。

車検に高額費用がかかりそうな場合は

ユーザー車検はコストが削減できますが、自身でやるべきことが多く、結局業者に依頼するという人も少なくありません。

しかし、業者に依頼すると費用が高く、コストがネックになることも多いでしょう。車検更新の費用が高いと感じたら、買い替えを選択するのもひとつの手です。

車を買取してもらう

買い替えのコストを少しでも下げるには、古い車を買取に出して処分しましょう。買い替えをおこなうのに下取りも可能ですが、下取りだと査定額が低くなりやすく、場合によっては値段がつかないこともあります。

車検に法定費用以外に高額になることは、車の状態が悪いとも言えるため、下取りの査定額がつきづらいとも言えます。買取なら売却先によって状態が悪くても資金化が可能です。思わぬ高額査定になることも少なくありません。

車検に出さない車の買取ならカーネクスト

カーネクストは状態に関係なく0円以上で買い取ってくれるのが魅力で、車検前の未整備状態でも値段をつけてくれます。

車検費用を1回分浮かせられ、さらに高価買取も期待できるため、好条件で買い替えが可能でしょう。また、レッカー引き取りや廃車手続きの代行も全て無料で、処分時に費用がかからないのみ嬉しいポイントです。

参考:カーネクスト

車検はユーザー車検で安上がりにもできる

車検は費用がかかることも多いですが、自身で行うユーザー車検なら安上がりで済ませられる場合もあります。

チェック項目は56カ所と多いものの、細部まで把握しているなら、自身でチェックし、整備することも可能です。チェック項目を正しく理解し、保安基準に沿った整備を行い、スムーズに車検の更新を目指しましょう。