「車検が切れている車を移動させたいけど、どうやって移動させたらいいの?」「車検が切れているけど、また車検を受けて乗りたい」など、車検が切れた車はどのように移動させるか悩むところでしょう。少しの距離だからといって、車検が切れた車を公道で運転すると違反になります。
これを解決する方法はいくつかあります。しかし、手間も時間もかからないのが、レッカーを利用することです。今回は、レッカー以外の移動方法も紹介しますので、参考にしてみてください。
車検でレッカーを使うとき

車が故障したり、車検が切れたりしている場合、公道は走れませんが、そんなときに利用するのがレッカーです。
車が故障して自走できないとき
タイヤがパンクしていたり、ブレーキやエンジンなどに異常があったりして自走できないときは、レッカーを使い、修理工場や整備工場に移動させます。ただし、自走できない車は車検も通らないため、車検前の修理のために使います。
レッカーは、自動車保険のロードサービスを利用すると、保険会社にもよりますが、無料でレッカーを利用できることもあります。車のトラブルということでJAFに頼むと、会員の場合は15kmは無料で運んでもらえますが、それ以上だと1kmごとにお金がかかってきます。
そのため、修理工場などが近くにないような場所だと、自動車保険のロードサービスを利用したほうが、レッカー代が無料になり、レッカー以外のサービスも受けられるかもしれません。
車検が切れている場合
車を長時間乗らないで放置していると、車検が切れていることがあります。車検が切れていると、公道を走行できないため、整備工場に自分で運転して持ち込めません。車検が切れている車を運転すると、罰則点数が6点となり、免許停止が30日間、6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金になります。
車検切れの車を整備工場まで運ぶためには、レッカーを使うことになります。車検業者に依頼をして運んでもらうか、自分でレッカー業者に依頼するかのどちらかになります。ただし、その際にはレッカー代が発生します。
車検切れの車を移動させる方法

車検切れの車は運転して動かせませんが、運転以外に移動させる方法がいくつかあります。それぞれについて、くわしく見ていきましょう。
仮ナンバーを取得する
役所に申請して許可が下りれば、仮ナンバーが取得できます。仮ナンバーがあれば、車検切れの車でも最長5日間、公道を走ることが可能になります。仮ナンバーを取得するためには、自賠責保険の加入が必要になります。自賠責保険が切れている場合は、まずは自賠責保険に加入しましょう。
仮ナンバー取得のために必要なものは、運転免許証、認印、自賠責保険証の原本、車検証、手数料750円程度です。これらを持って役所へ行き、「自動車臨時運行許可申請書」を記入して、仮ナンバーが貸与されます。申請書には、目的地までの経路を記載する必要があります。仮ナンバーは、車検など特定の目的のためのものなので、目的が達成したらすぐに返却しなくてはなりません。
仮ナンバーを取得したら、取り付けは元のナンバーを外して、仮ナンバーをネジ止めします。仮ナンバーは使用後、必ず返却しましょう。
整備業者にレッカーを依頼する
整備業者にレッカーを頼めば、自分で仮ナンバーを取得する必要がないため、役所になかなか行く時間がないという人にはおすすめです。ただし、レッカー費用は余計にかかってしまいます。
また、JAFに加入している人は、JAFがレッカーを手配してくれると思うかもしれませんが、JAFは車検が切れた車のレッカーは引き受けないため、覚えておきましょう。
レッカー料金が発生する
レッカー移動の料金は、基本料金で10,000~15,000円くらいで、移動距離1kmごとに700~800円の費用が発生します。また、時間帯によって料金が変わってきます。そのため、はっきりとした金額が不明なので、利用の際は必ず金額を確認しましょう。
積載車をレンタルして運ぶ
車を運搬するためのトラックを「積載車」と呼び、レンタカーで借りられますが、故障車など公道を走れない車の運搬に利用します。積載車を利用すれば、仮ナンバーも不要なので便利です。
ただし、積載車の運転には、準中型免許が必要ですが、準中型免許は、車両総重量7.5t未満、最大積載量4.5t未満の車を運転できます。ただし、2017年3月11日までに取得した普通自動車免許でも、運転が可能です。貸し出されている積載車の大きさによっては、運転できないこともあるので、事前にレンタル店へ確認を取りましょう。
車検費用が高い場合は?

車検には、高額な費用がかかり、年式が古くなるにつれて費用は高くなります。しかし、車検前に買い替えすれば、車検代は買い替える車の費用にあてられます。
車検の前に買い替えをしよう
車の年式が古くなるにつれて部品の交換が多くなり、車検費用は高額になってしまいます。軽自動で70,000円ほど、普通自動車で10万円以上かかります。車の年式が古い場合は、車検の費用を車の買い替えに充てるという気持ちで、車検前の買い替えがおすすめです。
さらに、車検代は現金で支払うことが多いため、金額が大きいので多額の出費をすることにも。しかし、買い替えなら車をローンで購入でき、現金で支払うことはないので、手元に少しでも多く現金を残しておけます。
買い替えの車が新車であれば、車検が3年付いています。また、中古の場合でも、購入時に車検費用はローンを組めます。
買い替える場合はカーネクストがおすすめ
車の買い替えをする場合、まずは今ある車を買取ってもらいます。買取価格がいくらになるか、査定をしてもらいましょう。査定を依頼するときには、1社だけだと安く査定される可能性があります。したがって、一括査定を利用して複数の業者に依頼し、自分の車の買取価格の相場を理解することが大切です。
相場がわかれば、買取業者を選びましょう。買取業者の選び方は買取価格も大切ですが、サービス内容や担当者の説明が適切で、対応が丁寧であることも重要です。
カーネクストは、どのような車でも0円以上で買取をしてくれます。他店で廃車料金がかかるような車でも、廃車費用はかかりません。日本で使わなくなった古い車や乗れなくなった車は、世界中で必要とされていますが、カーネクストは国内海外で販売する販路を保有しています。
また、動かせない車も全国対応なので、電話1本ですぐに駆けつけてくれて、無料でレッカー移動してくれます。さらにカーネクストは、書類代行や査定も無料なので、追加料金は一切かかりません。年中無休で専門スタッフが対応しており、車の買取の事前相談や質問などできるので安心といえます。
参考:カーネクスト
車検切れの車は上手にレッカー移動しよう

車検切れの車を公道で運転すると、違反になります。車検切れの車を目的地まで運送するためには、仮ナンバーを取得する、積載車を利用する、買取業者に依頼する、レッカー業者を利用する方法があります。
仮ナンバーを取得するためは、自賠責保険に加入する必要があり、取得するのに手間や費用などかかってきます。積載車の運転には準中型免許が必要で、持っていなければ運転はできません。
車を買い替えたり廃車にしたりするのであれば、買取業者を利用して、レッカー移動してもらうのがおすすめです。しかし買い替えを考えていない場合、レッカー業者に依頼して車を移動させることが、一番手間も時間もかかりません。まずは、車検切れの車をどうするのかを考えて、目的に合ったレッカー移動を上手に行いましょう。
各都道府県での車検のいろは
各都道府県での車検に関する情報をまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 新潟県 富山県 石川県 福井県 山梨県 長野県 岐阜県 静岡県 愛知県 三重県 滋賀県 京都府 兵庫県 大阪府 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県