車検時に納める税金はなにか|車の費用をトータルで抑えるには

車を持っていれば数年に一度必ず訪れる「車検の時期」は少し不安になるのではありませんか。普段から点検するなどして愛車の状態をしっかり把握しているならそうでもないかもしれません多くはおそらく不安なはずです。その不安を解消するために車検にかかる費用や税金について本記事を参考にしてください。

車検に掛かる費用と税金の内訳

車検を通してもらったことはあっても、詳しく明細を覚えている人は少ないのではないでしょうか。車検費用は税金を含む「法定費用」と「車検基本費用」「部品交換費用」の3つに分けることができます。

国または保険会社に支払う法定費用

車検費用の中でおそらく最も高い割合を占めるのが法定費用になるでしょう。法定費用とは車検の際車のタイプごとに法律で決められた費用で、自動車重量税、自賠責保険、検査手数料をいいます。そのため車検を受ける店舗にかかわらず同じ金額がかかります。

重量や経過年数に応じて課される自動車重量税

自家用乗用自動車の自動車重量税は、差検証の車両重量に記載された重量および燃費は排出ガスの区分や経過年数といった所定の条件によって税額が定められています。また2021年4月30日まではエコカー減税が施行されているため、対象車は新規検査や車検のときに減免を受けることができます。

2年(車検実施時)
エコカー減免適用    免税 エコカー減免なし    エコカー(本則税率) エコカー減免なし   エコカー以外13年未満
500kg超1,000kg以下 0 10,000円 16,400円
1,500kg以下 0 15,000円 24,600円
2,000kg以下 0 20,000円 32,800円

加入が義務付けられている自賠責保険の保険料

自賠責保険(自動車損害賠償責任保険)とは、軽自動車やバイク・原付を含む自動車の持ち主が必ず加入しなければなりません。自賠責保険は対人損害のみを補償する保険で、対物や運転者自身については保証されません。あくまで任意保険の補助的な役割とされています。

車検対象自動車は、自賠責保険の保険期間が車検有効期間をカバーしていなければ車検証の交付を受けられません。新規登録も同様です。車検の際は通常24カ月契約で、離島・沖縄を除く国内では25,830円の保険料とされています。

自動車検査証の交付を受けるための手数料

そのほか、車が検査を受け自動車検査証の交付を受けるため、国および自動車機構へ納める「検査手数料」も必要です。金額は持込の小型車で1,700円、小型車以外の持込なら1,800円となっています。

依頼先によって異なる車検基本費用

車検は自動車ディーラーだけでなくガソリンスタンドやカー用品店でも受けることができますが、自分で検査場に持ち込んで受ける(ユーザー車検)こともできます。各社競って価格を打ち出していますが、車検費用の中の「法定費用」は同じ車であればどこで受けても同額です。違うのは「車検基本費用」です。

車検基本費用とは24カ月定期点検料、測定検査料、車検代行手数料の合計をいいます。これには人件費が含まれることから受ける店舗によって費用に違いがあります。

受ける店舗ごとに車検基本料相場を比較

車検では必ず24カ月点検を受けることになります。その費用は自動車ディーラーの場合、軽自動車で16,200円、小型車で21,600円、普通車では29,160円が目安となります。例えばこれをカー用品店で受ける場合は、12,800円という低価格になることもあります。

車検代行手数料はほぼ車検を実際に受けに行く人の人件費ですが、自動車ディーラーでは10,800円が相場となっています。

自動車ディーラーの車検基本料が高額な理由

こうしてみると自動車ディーラーで受ける場合が最も高額になることがわかります。それは今受ける車検のさらに24カ月後を考えた丁寧な検査を行うためだと言えます。今の車にできるだけ長く乗りたいならディーラーでの定期点検や車検が最も適しています。

ユーザー車検は安いが平日しか受けられない

検査をユーザー自身で受ける「ユーザー車検」では、かかる費用が法定費用の他は継続検査申請書代だけなので確かに費用を安く抑えることができます。しかし利用するなら平日に仕事を休まなくてはならず、検査ラインで実際にやらなくてはならないことを事前に覚えておかなくてはなりません。

部品交換費用が掛かることも

24カ月点検の際、部品や消耗品に劣化などによる不具合が見つかれば、それは交換しなければなりません。これからも長く乗る車です。交換にかかる部品代や技術料は、安全に安心して乗るためには必要な費用です。ただ、定期的に点検していないと車検のときに全てまとめて支払わなくてはならなくなります。

それを避けるには定期的に点検してもらい、不具合ではなくても劣化が見られる部品についての効果的な交換時期や費用を尋ね、計画的に整備することです。

依頼先による車検費用の相場

車検費用は受ける店舗によって異なります。それは主に「車検基本料」の違いからくるもので、24カ月点検や検査の質をどこまで求めるかによって違いがあるからです。下の表は、車検の依頼先ごとの車検費用を概算で比較したものです。法定費用はどこも同じのため別枠としました。

法定費用以外の費用 備考
自動車ディーラー 法定費用+ 4万円から10万円 徹底的な検査
車検専門FC店 法定費用+ 2.5万円から8万円
民間整備工場 法定費用+ 2.5万円から8万円
カー用品店 法定費用+ 2万円から6万円 特典がある
ガソリンスタンド 法定費用+ 2万円から6万円 特典がある
ユーザー車検 法定費用のみ なし 平日限定
車検代行 法定費用+ 1万円から3万円 車の状態は自己責任

どの店舗でも検査のクオリティは一定水準以上ですが、ユーザー車検と車検代行はユーザー自身が責任を取ることになりますから注意が必要です。

エコカー減税で税負担が軽くなる

車検費用でも分かる通り、税金は車を持つ上で大きな割合を占める出費です。それが減る、もしくはゼロになるとしたら、今まで車を買おうと思っていなくても「買ってもいいかな」という気持ちになるかもしれません。「エコカー減税」はその大きなチャンスだと言えそうです。

エコカー減税とは

エコカー減税とは、環境性能に優れた車に対して自動車税・自動車重量税・指導者取得税が軽減される優遇措置のことです。いずれも2019年3月31日までの措置とされています。

それぞれの減税率は条件も複雑ですが、クリーンディーゼル車や電気自動車、プラグイン・ハイブリッド車や燃料電池車を除けば、平成17年排出ガス基準75%提言レベルをクリアし、一定の燃費基準を満たしていることが、エコカーとして認められる条件となっています。

自動車税は75%軽減か50%軽減

自動車税は車の排気量によって税額が定められています。最も少ない「1リットル以下」でも通常税額29,500円のところ75%で22,000円、50%でも14,500円税額が安くなります。最も大きい「6リットル超」では最大で83,000円も抑えられます。

自動車重量税は買い換えるときに有効

自動車重量税は、新車購入時だけでなく車検時にも納めなくてはなりません。その分安く抑えられればより節約効果は高くなります。最も軽い「500kg以下」では18年以上乗っているエコカー以外の車からエコカーに乗り換えるなら7,600円、「2,500kg超3,000kg以下」なら45,600円税額が安くなります。

車検を通すか買い替えか迷っているなら

法定費用だけでも高額なので、車検が近くなると車検するか買い換えるかは大いに悩みます。それを考えるには経済的な面はもちろん、自分が車をどう考えているかどう使っているかも重要な意味があります。

それぞれのメリットとデメリットを考えてみよう

どちらにしてもメリットとデメリットがあります。まずはそれを比較してみましょう。

メリット デメリット
車検を通す場合 買い替えより費用がかからない 車検ごとにメンテナンス費用が増える
売却するときの価値が下がる
買い換える場合 新しい車に乗れる
高く売却できる可能性がある
車検費用がかからない
新しい車を買う費用がかかる
買い替えのための手続きが必要

そのほかにも選ぶために必要な要素はたくさんあります。例えば「子どもが生まれるので大きめな車に買い替えたい」「主に通勤にしか使わないので小さい車で節約したい」など生活の事情も加味する必要があります。

しかしほとんどの場合、買い換えることで総合的に費用は上がります。そこで重要になってくるのが今乗っている車を売却してどれほどの資金を手に入れられるかということです。

買い替える場合は最適な買取業者を選ぼう

もし車を買取に出すとしたら、高く買い取ってくれることはもちろん、それにまつわる費用ができるだけ安く抑えられ、しかも手続きや運ぶ手間を省いてくれる買取業者がとても助かります。

ネットで車買取業者として人気の「カーネクスト」は、年式が古い、走行距離が長い、車検切れ、動かないなどこれまで買取金額がつかないような車も0円以上での買取を保証しています。また特にエンジンが動かない車や車検切れの車は、引き取り手数料・レッカー費用・解体費用・廃車手続き代行費用すべて無料で買い取っています。

今乗っている車の処分に困っているなら、一度カーネクストホームページから「愛車の価格チェック」することをおすすめします。

参考:カーネクスト

自分の車の車検費用を確認しよう

乗っている車がどれだけ気に入っていても、年式が古くなるごとに劣化は進み、部品や消耗品の交換費用がかさむことは間違いなく負担になります。車検費用が目安以上にかかりそうなら、まずは見積もりを取ることから始め、今回の費用やさらに2年後の費用についても考えてみましょう。

その間に買い換えるタイミングになりそう、費用がかさみそうなど買い替えの必要が増していたら、具体的に車を買い換えるメリットとデメリットを検討すれば、近い将来どちらのメリットが大きいかを判断できます。

買い換えるときは慎重に業者を選び、買取代金の高さだけでなくかかる費用の負担がないかどうかをしっかり確認します。そうすればより効果的に負担少なく買い替えができます。スタートは「車検費用を確認すること」です。思い立ったらすぐにでも、確認しましょう。