軽自動車を購入後、初めての車検では流れや業者がわからず戸惑ってしまうことがあります。しかし、車検の予約方法はいたってシンプルなもの。インターネットや電話で簡単に予約することができます。
また、車検は単純に車を持って行くのではなく必要となる書類があります。車検を受ける際に必要となる書類についても予約方法と併せて確認していきましょう。
車検の予約方法
車検の予約を取る方法は、インターネットや電話を使って簡単に行うことができます。しかし、車検を行ってくれる業者がわからなくては予約することはできません。車検の予約方法について見てみましょう。
業者に依頼する場合
車検は、ディーラーで軽自動車を購入しているのであればディーラーにインターネットもしくは電話で予約することができます。ディーラー以外にも全国チェーンの車検専門店などがありますが、業者不明の場合にはインターネットの車検予約サイトを利用する方法もあります。また、予約をする前に見積もり依頼のもおすすめ。
特に、初めての車検では費用がどのくらいかかるのか不安になるものです。車検にかかる費用は業者により異なるため、少しでも安く抑えたい場合には事前に見積もりを取って比較検討しましょう。見積もりにかかる時間はだいたい15~60分程度になります。
ユーザー車検の予約方法
車検をどこに予約したらよいのか迷っているときは、ユーザー車検を利用するのもおすすめ。ユーザー車検とは、軽自動車の使用者が自ら運輸支局等に車両を持ち込んで車検を受けることをいいます。
ユーザー車検の申し込み方法は、軽自動車検査協会サイト内にある「軽自動車検査予約システム」から予約もしくは全国の各支所に直接電話をかけて予約をすることができます。
車検はいつから受けることができるか
車検の予約は、必ずしも自分の希望日に行えるとは限りません。そのため、車検をうっかり忘れてぎりぎり業者に駆け込んだとしても間に合わない可能性が高くなります。車検は期日の余裕を持って予約しましょう。
では、車検はいつから受けることができるのかについてですが、車検は満了日の1カ月前あたりを目安に受けるのが一般的です。ただし、1カ月よりも前の車検の予約は注意が必要です。車検を受ける日で異なる次回の車検日について表で確認しましょう。
車検満了日 | 車検実施日 | 次回車検満了日 |
2018.5.15 | 2018.4.15 | 2020.5.15 |
2018.5.15 | 2018.4.14 | 2020.5.13 |
車検の予約は満了日よりも1カ月前に行うことが一般的ですが、満了日の1カ月以上前に行ってしまうと次回の車検満了日が早まってしまいます。車検の予約は、ぎりぎりにならないように意識しながら満了日の1カ月以内に実施しましょう。
また、ユーザー車検の場合は土日祝日を除いた14営業日の間しか予約することができません。一般的な車検とは予約を取れる時期が異なるため注意しましょう。
車検の予約をする時のポイント
車検を予約すること自体は満了日を意識していれば、さほど難しくありません。初めての車検でも安心して行える予約時のポイントを見てみましょう。
余裕を持って予約をする
車検の満了日をうっかり忘れていても、即日対応を行う業者や運輸支局に空きがあれば当日予約を受け付けてくれます。しかし、これは例外として認識しておきましょう。車検は事前予約が基本のため、慌てて当日予約をしようとしても受け入れてもらえません。
また、車検の予約は3月頃になると混み合う傾向にあります。これは、決算期に向けてディーラーが車の販売台数を増やすことで車検満了日も同時期になってしまうため。車検の予約が殺到しやすい3月に車検の予約を忘れてしまうと、期限が切れてしまうリスクが高くなります。
車検時期の前倒しに注意
忙しくて車検満了日近くを空けることができない場合もあります。このような事態は、スケージュールの都合上仕方のないことですが車検実施日を前倒しにすると、その分次回の車検満了日も早くなってしまいます。
仮に車検を満了日よりも3カ月も早く実施してしまったとしましょう。すると、次回の車検満了日も3カ月早まってしまうため前回の車検時に支払った3カ月分の費用が無駄になってしまいます。
車検満了日は、前回の車検を早く実施したからといって次回の期日を伸ばすことはできません。車検時期の前倒しを行う場合には、車検満了日が前倒し分早くなることを覚えておきましょう。
予約前に見積もりを取る
車検の費用をできるだけ抑えたい時は、複数社から見積もりを取っておきましょう。車検の費用はどこも一緒ではありません。車検にかかる費用は、整備代金と法定費用の二種類になります。
法定費用は重量税や自賠責保険、印紙税などになるためどこの業者で車検を行っても変わりません。しかし、整備代金は業者により異なり一般的にはディーラーは高く、全国チェーンの車検専門店などは安い傾向にあります。見積もりは、予約を行う時期に取り寄せて早めに比較検討し業者を決定しましょう。見積もりで悩み過ぎてしまうと、予約が取れなくなってしまったり車検が切れてしまう可能性があります。
早割のサービスを利用する
業者によっては早割のサービスを設けているところもあります。車検の時期を1カ月以上早めてしまうと、次回の車検満了日も早まってしまいますが早割のサービスを利用することで費用を安く抑えることができます。割引される金額については業者により異なるため、車検を検討している業者に早割サービスの有無と割引される金額を確認しましょう。
ユーザー車検を予約する時の注意点
空きがあれば当日予約も受け付けているユーザー車検。ユーザー車検を予約する時の注意点について見てみましょう。
予約先を間違えないようにする
当たり前のことですが、予約先を間違えないように注意しましょう。ユーザー車検では、普通自動車と軽自動車では予約するところが異なります。下の表を見てみましょう。
予約手段 | 予約方法 | |
普通自動車 | インターネットのみ | 国土交通省のサイト「自動車検査インターネット予約システム」より全国の陸運支局への車検予約が可能 |
軽自動車 | インターネットもしくは電話 | 軽自動車検査協会サイト内「軽自動車検査予約システム」から予約もしくは全国の各支所に直接電話をかけて予約が可能 |
このように、ユーザー車検の場合普通自動車と軽自動車では予約するサイトが異なります。予約を完了する前に間違っていないかを確認しましょう。
IDやパスワードは忘れないようする
インターネットを使って手軽に予約することができるユーザー車検。ユーザー車検をインターネットで予約する場合、IDとパスワードを取得してアカウントを登録する必要があります。一度取得したIDとパスワードは、忘れないようにしましょう。
心配なときは、メモに残して置くなど対策を取りましょう。ユーザー車検の予約の変更やキャンセルは、ウェブ上でしか受け付けていません。そのため、インターネットで予約したものの変更やキャンセルを電話で行おうとしてもできないのです。
IDとパスワードを忘れてしまうと、車両情報の変更など細かい修正もできなくなってしまうので注意しましょう。また、電話で予約を取った場合は電話でのみ予約の変更やキャンセルを行うことができます。
車検をするときに必要となる書類
車検は予約を取って、予約日に軽自動車を業者に見せたら終わりではありません。さまざまな書類が必要になります。二度手間にならないよう、車検をするときに必要となる書類の準備をしましょう。
車検証
車検証は、車を運行するための必要事項が記載されており、車の身分証ともいえる大切な書類。車検証は車検のためだけでなく、常に車に備え付けなければいけないもの。
万が一紛失した場合には、車のナンバーに書かれている住所と同じ所轄の車検場・陸運支局・自動車検査登録事務所のいずれかに行き再発行の手続きをする必要があります。また、引っ越しをした場合には必ず変更登録を管轄の陸運事務所で行いましょう。
自動車納税証明書
自動車納税証明書は、毎年4月1日現在の車の所有者に課税される税金が記載され納税したことが証明できる紙のこと。自動車納税通知書として届き、5月末日までに金融機関で納税を済ませたときに受け取る半券が自動車納税証明書になります。
自動車納税証明書を紛失してしまった場合には管轄の市区町村の役所や出張所で再発行することができますが、大切に車検証と一緒に保管しておきましょう。
また、2015年度より自動車納税証明書は電子化されたため継続車検の申請では提示の必要がなくなりました。ただし、納付する金融機関によりデータの反映に時間がかかるため自動車納税証明書の提示が必要となる場合があります。あらかじめ必要になるか業者に確認しておきましょう。
自賠責保険証
自賠責保険証とは、車を購入する際に強制的に加入となる保険の証明書のこと。任意保険と勘違いされることもありますが、自賠責保険は強制加入の保険になります。自賠責保険証は、車検書類を作成する際に自賠責保険の証明書番号を記入するため必ず必要になります。
自賠責保険の証明書番号を記入するためだけなら「コピーやメモ書きでも代用できるのではないか」と思われるかもしれません。しかし、コピーやメモ書きでは偽造が考えられるため原本の提出が原則となっています。
万が一自賠責保険証を紛失してしまった場合には、加入していた保険会社に連絡し再発行してもらいましょう。もしも、保険会社がわからないときは軽自動車を購入したディーラーや販売店に問い合わせてみましょう。
自賠責保険証不携帯には罰則がある
自賠責保険証は、自動車損害賠償保障法により車を運行中は携帯することが義務付けられています。そのため、不携帯もしくは紛失したまま車を走行させてしまうと30万円以下の罰金が科せられます。車検証とともに常に携帯しておきましょう。
認印
印鑑に関しては、必要な業者もあれば不要な業者もあります。そのため、車検の際に必ず必要となるものではありません。業者により印鑑が必要になるか不要になるかの違いについては、車の所有者が個人が氏名欄に自筆で署名を記入した場合に認印が不要になります。
つまり、車の所有者の氏名欄がワープロ打ちなどで自筆記入されていないときに限り認印が必要になり、自筆署名記入の場合は印鑑が不要になります。しかし、印鑑が必ず不要になるかは業者により異なるため持ち物に入れておくほうが安心です。
車検費用がかかりそうな場合は買い替えも検討する
車検には、法定費用のほかに整備費用がかかってきます。そのため、車検費用がかかりそうな場合には買い替えも検討しましょう。買い替えを検討するときのおすすめの方法について見てみましょう。
早めに相談すれば高く売れる
軽自動車の車検は、基本的に普通自動車と比べて安くなります。しかし、車の整備や修理にお金がかかり車検費用が通常よりもかなり高額になってしまう場合には、車の買い替えを検討したほうがよいでしょう。車に限ったことではありませんが、車の価値が下がってしまう前に早めの売却を行うことで高く売ることができます。
車を売ってしまうことで高額な車検費用が不要になるだけでなく、売ったお金を新しい車の購入資金に充てることもできます。ただし、車が新しくなると車検費用がアップするのが一般的。新車購入後は、次の車検のための費用の準備も忘れずに行いましょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
軽自動車の売却を検討しているならカーネクストの利用がおすすめ。必要事項を記入して送信するだけの簡単無料査定や、通話料無料の365日年中無休のコールセンターでの査定、自分に合った方法で査定することができます。廃車予定の愛車も0円以上で買い取り保証です。
レッカー引取や買い取りに関する諸手続き、書類作成も無料で行います。「他社より20万円も高く売れた」という声もあるカーネクストは顧客満足度95%の優良サイト。
国内では需要の少なくなった軽自動車も、日本車への信頼が高い海外へ輸出して販売していて販路が広いことから0円以上で買い取り保証を実現しています。
参考:カーネクスト
車検の予約と書類の準備は余裕をもって行う
車検は、満了日から1カ月前を目安に予約を取るのが一般的です。当日予約もOKな業者もありますが、慌てて車検を依頼しようと駆け込んでも断られる可能性が高いことを認識しておきましょう。また、車検には車検証・自動車納税証明書・自賠責保険証の三点が必ず必要になります。
車検証と自賠責保険証に関しては、軽自動車を運行中携帯しなければいけないもの。常に三点セットにして携帯しておくと、車検のときになって紛失してしまっていたという事態を防ぐことができます。車検満了日は車検シールで確認することができます。定期的に意識して確認し、予約と書類の準備を余裕を持って行えるようにしましょう。