車検でのロービームの検査を解説|方法や基準を詳しく知ろう

車検のノウハウ

車検では、ロービームも必ず検査されます。しかし、どのようなことが検査されるのか、その中身についてはよくわかりませんよね。実際には、ロービームを用いて、ヘッドライトの方向や光量が保安基準を満たしているのかを検査します。

そのため、この記事では車検でのロービームの検査と調整方法を詳しく解説していきます。事前に検査の内容を把握して、ロービーム検査で不合格とならないようにしましょう。

ロービームとは何か

夜間走行でのヘッドライトには、ハイビームとロービームの2つの照らし方があります。そして、本題のロービームはすれ違い用前照灯ともいわれ、ヘッドライトが下方向の投射を行うことで近距離を照らすものです。

人によってはこちらを常用のヘッドライトと思っているかもしれませんが、それは誤りです。正しくは上方向の投射を行うハイビームで行うのが正式です。そのため、対向車線とすれ違う場合にはロービームを使い、通常はハイビームを使ってください。

車検でのロービームの検査と調整方法

車検ではロービームも保安基準を満たしているのか検査されます。詳しく解説すると、車検では光軸検査というものをロービームで行います。また、この検査では色や明るさが決まっています。

この他、4灯式ヘッドライトである場合には注意が必要です。ここではそれぞれの検査や注意点、車検に通るロービームの調整方法を解説します。

車検は光軸検査はロービームでおこなう

わからない人のために簡単に解説すると、光軸とはヘッドライトの照らす方向のことです。そのため、この光軸検査とはヘッドライトが正しい方向に照らせているのか、また光量が基準を満たしているのかをみる検査です。

以前はハイビームで検査をしていましたが、現在はロービームでの検査になりました。これは、ハイビームよりもロービームの方が使用頻度が多いためです。

検査では色や明るさが決まっている

光軸検査では基準となる色や明るさが決まっています。具体的には、光軸の規準は明るさは6,400cd(カンデラ)以上、色は白色であること。また、照射方向も決まっているものです。

そのため、もしこの検査を行って光軸の基準値から外れていたり、光度が足りていないなどした場合には検査としては不合格になります。したがって、しっかりとこれを満たせるように整備、調整する必要があります。

4灯式ヘッドライトは注意

もし乗っている車が4灯式ヘッドライトである場合には、そのまま車検を行うと不合格になってしまうことがあります。なぜなら、このヘッドライトのタイプではハイビームとロービームが一緒に点灯してしまうからです。

そのため、そのままでは正しく検査ができないため不合格となります。ただし、こちらに関しては対処すれば問題ありません。具体的には、車検時には紙などで検査に必要のないヘッドライトを覆います。

この対処については、あくまでも車検を行う直前にやってください。なぜかというと、車検を行う場所まで走行するのであれば、上記のように覆ってしまうと安全性に問題が出てしまうからです。そのため、適切なタイミングで行うようにしましょう。

ロービームの調整方法

それでは、ロービームに不安がある場合に、どのようにすれば調整ができるのかを解説していきます。もちろん業者に依頼すれば確実に調整が可能ですが、自分で調整することもできます。ここでは、それぞれの場合について解説します。

自分で調整する

自分でロービームの調整を行う場合には、暗い場所で距離と高さを図ります。ただし、こちらの場合には平らでかつ、垂直な壁や塀のある場所で行う必要があります。

また、車に乗っているものなどは全て降ろしたり、計測には知識も必要なため手間が掛かります。さらに、正確な調整ができるのかといえば、機器もないのでそうではありません。そのため、基本的にはロービーム調整の知識がないのであれば、業者に依頼してやってもらったほうが正確に測定もできるので任せたほうがよいでしょう。

業者に依頼する

自分でロービーム調整を行うには角度の調整など、自分で完璧におこなうのは難しいものです。そのため、車検に通りたいのであれば、ディーラーや整備工場に依頼するほうが確実です。

仮に業者に依頼した場合には部品の交換などは行わないので、数千円で行うことができます。そのため、やはり手間や時間を考えればこちらがベストといえるでしょう。

車検を通すか買い替えかで迷っている場合

もし、車検を通すか買い替えかで迷っている場合には、あなたの車がどのくらいの走行距離であるのかで考えてみましょう。そうすれば、どちらを選ぶべきか判断ができます。

なお、買い替えを選ぶ場合には、買取業者の選択が大切です。それが、出費を抑えて買い替えるコツになります。ここでは、これらについて解説します。

走行距離で考える

一般的に車の寿命とされる走行距離は10万~15万キロといわれています。理由は、この距離を走っている車では、エンジンの部品が寿命を迎えたり、また仮に修理する場合には高額の費用になってしまう場合が多くあるからです。

そのため、10万キロを超えている場合には、すでに車としては限界と考えて、買い替えを選んだほうが無難でしょう。そうすれば、新車に買い替えるなどして安全な運転ができます。

買い替えの場合は買取業者の選択が大事

買い替えを選ぶ場合は、業者選びが重要です。それは、業者によって受けられるサービスが異なるからです。例えば、ある業者では買取価格が他社よりも少し高いけれど、買い替えのための手続きをすべてこちらでしなければならないとします。

買取額に惹かれて決めたとしても、手続きに掛かる費用で実際に手元に残る金額は他社のものより低かったということもあり得ます。そのため、トータルのサービスで判断すべきです。

数ある業者の中でも、カーネクストはとくに充実したサービスを行っています。0円以上の買取保証や、さらに査定やレッカー代、書類代行などが全て無料のため、費用を大幅に抑えることが可能です。ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

参考:カーネクスト

ロービームの調整をして車検を受けよう

ロービームとは、すれ違い用の前照灯です。また、車検でのロービームの検査はヘッドライトの照らす方向と光量を検査する、光軸検査を行います。この検査に臨むことに関して不安があれば、自分で調整を行う方法もありますが、知識が無い場合は基本的には業者にお願いしましょう。手間をかけないためにも、車検前には事前にロービームの調整をして、検査に臨みましょう。

また、車検を通すか買い替えかで迷っている場合には、あなたの車の走行距離が10万~15万キロに達しているのかで判断してください。もし超えている場合は、故障も増え、修理や維持にも費用がかかりやすくなります。その場合はサービスの充実したカーネクストで、売却を検討しましょう。

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