自動車の車検は満了日の何日前に受けるべきかを解説

車検のノウハウ

自家用車を所有している人にとって車検は避けて通れない制度です。また、自分で車を所有していなくても、仕事で車を使用している人にとっても車検は重要なものと言えます。

車検は、満了日までに終えておかなければなりません。しかし、満了日が何月何日なのか、どのように調べればよいのか知らないという人も多いかもしれません。

ここでは、満了日の調べ方や、車検を受ける最適なタイミングについて解説していきます。ぜひ、この機会にそれらの確認方法を習得しましょう。

車検の満了日を調べる

車検の満了日はしっかり把握しておかなければなりません。そのためには、満了日の調べ方を知っておく必要があります。

満了日は新車登録から3年で以後は2年ごと

車検の満了日(有効期限が切れる日)は、車種によってそれぞれ定められていて、このルールは日本全国で統一されています。そのため、地域によって満了日や有効期限が変わるということはありません。

自家用車の場合、新車としての登録であれば3年、その後は2年となります。これは、排気量250㏄以上のバイクも同様です。これが、軽貨物自動車や大型特殊自動車の場合は、新車登録でもそれ以降も2年と定められています。

車検証を確認する

車検が満了となる日を一番確実に知る方法は、車検証を確認することです。車検証の左下部分に「有効期間を満了する日」という欄があって、そこに車検が満了となる日にちが記されています。ここに記載されている日にちの1ヶ月前より、車検を受けるということが可能です。

車検シールを確認する

車検が満了となる期日は、自動車のフロントガラスに貼ることが定められている車検シールを見れば、確認可能です。なお、車検シールの正式名称は「検査標章」と言います。

ただし、満了する年月を確認することはできますが、車検シールでは日にちまでは確認できないため、あくまでおおよその目安としてチェックするようにしましょう。

車検を受ける適切な時期と注意点

車検は、適切なタイミングで受けることが大切です。

基本は満了日の一か月前から

車検を受けるタイミングはいつぐらいが良いのでしょうか。結論から言うと、車検証に記載されている満了日の30日前から受けるというのが望ましいです。

なぜなら、満了となる日より前の30日間であれば、いつ車検を受けても次回の満了となる日は、満了日に車検を受けた場合と同じになるためです。

それより前に車検を受けてしまうと、次回の満了日はその日から2年となってしまうため、次回の満了日も前倒しになります。「車検を受ける基本は、満了日の1ヶ月前から」と覚えておきましょう。

早めの車検には注意が必要

車検の満了日を過ぎてしまわないように、あらかじめ余裕を持って車検を受けようという考え方は、基本的に正しいです。そして、車検は1カ月以上前倒しで受けることも可能です。ただし、注意すべき点があります。

早めに車検を受けた場合、次回の満了日がその車検を受けた日から2年後になるということに注意しましょう。結果的に、次回の満了日も早まってしまいます。

満了日間近に車検を受けるのは危険

検査をした結果、保安基準に満たせない場合や、部品の交換が必要と判断され交換部品が間に合わなかった場合は、満了日より前に車検を受けていても、結果的に車検切れとなってしまう恐れがあります。

実際に、過去にはそのような実例もありました。部品の交換が必要になった場合、その部品との交換が完了するまで、車検をパスすることはできません。

当然のことながら、車検切れになってしまったら、その自動車に乗って移動することはできなくなります。日常生活で使用できないという不便さもありますが、人によっては、仕事に影響が出てしまう可能性もあるため、前もって準備をし、期日に余裕をもって受けるようにしましょう。

3月と4月は混雑する時期

車検は3月、4月は特に混雑するという傾向があります。そのため、できる限り3月と4月以外に受けるようにしたほうが良いでしょう。特にユーザー車検の場合などは注意が必要です。

また、週末や月末も混みやすく、前日でも予約が取れないことがあります。混雑を避けるためにも、車検の予約はできるだけ早く、1週間前には予約するようにしたいところです。

満了日を過ぎると公道を走れない

満了日を過ぎてしまうと、「車検切れ」という扱いになり、そのまま公道を走行するのは違法となります。そのため、車検切れとなる前に、車検を受ける必要があります。

また、車検切れとなってしまうと罰則の対象となってしまいます。車検切れのみの場合は、「違反点数6点、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の罰金」と定められています。違反点数6点となった場合、前歴がなければ「30日間の免許停止」となります。

車検切れとなっていて、更に自賠責保険も切れてしまった場合は、「違反点数12点、1年6ヶ月以下の懲役または80万円以下の罰金」と更に厳しい罰則が設けられています。違反点数12点は、前歴がなければ「90日間の免許停止」となります。

車検を通すか買い替えか迷っている場合

現在、所有している車の状態次第では、車検を受けるよりも、買い替えたほうが結果的にお得になることもあります。

年式や燃費から検討する

所有している自動車の年式が古い、燃費が悪いという場合は、買い替えを検討する余地があります。なぜなら、年間の維持費が高くつき、買い替えたほうがお得になる可能性があるためです。

買い替えの場合、所有している自動車を下取りに出すことも選択肢のひとつとしておくと良いでしょう。車検を通した後のほうが高く査定されますが、車検にかかる費用を考慮すると、高く査定されても結果的にはそれほどお得にはなりません。そのため、下取りする自動車を車検に通す意味はあまりないと思って良いでしょう。

買い替えの場合は買取業者の選択が大事

買い替えや下取りをする場合、買取業者は、サービス内容が充実した業者を選ぶようにしましょう。買い替えで得をするためには、最適な買取業者を選ぶことが重要となります。

一例として、「カーネクスト」は、0円以上買取保証、査定・レッカー代・書類代行無料など、サービスが充実した買取業者として知られていて、過去には多数の買取実績も持っているため、おすすめできる買取業者です。

参考:カーネクスト

満了日までに余裕を持って車検を受けよう

車検を満了日ギリギリに受けた場合、交換が必要なパーツがすぐに用意できないなどの理由で、車検切れになってしまう可能性があります。そのため、余裕を持って受けるようにしましょう。

言うまでもなく、車検切れとなったままで公道を走るのは違法です。もしそのようなことをしてしまった場合は、罰則を受けなければなりません。

さらに、自分だけではなく、他人への危険性も高まります。そのため、絶対にそのようなことはしないように気をつけましょう。

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