車検におけるチャイルドシートの取り扱い|重量税との関係性とは

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車検は定期的なタイミングで受けなければなりませんが、車検時にチャイルドシートを外すことは、面倒だと感じている人も多いのではないでしょうか。しかし、車検時に代車を利用する場合は、子供の安全を守るためにもチャイルドシートの付け替えが必要です。

また、車検時には自動車重量税を納税する義務があり、チャイルドシートを設置することで税金が上がらないかどうかも心配でしょう。ここでは、チャイルドシートの役割や、車検時の取り扱いについて解説していくので、車検を受ける前の不安を解消していただけたらと思います。

チャイルドシートの役割

2000年4月から、6歳未満の子供に対して、チャイルドシートの着用が義務づけられました。近年では、アップリカなどの大手ブランドから、安全性だけでなく取り扱いやすくて機能性に優れた商品が、数多く販売されています。

6歳未満の子供に着用義務

2000年4月に道路交通法が改正され、6歳未満の子どもを車に乗せる際には、全てチャイルドシートの着用が義務づけられました。チャイルドシートを着用していないからといって、罰則や罰金は設けられていませんが、交通違反の点数が加点されるので注意が必要です。

国土交通省が公表した「チャイルドシートアセスメント2017.3」では、チャイルドシートを着用していない状態で事故に遭った場合、死亡重傷率が約2.1倍となっています。また、正しく使用していない場合は約6倍という結果が出ています。
このような状況から、万が一の事故に備えたチャイルドシートの安全性が実証されており、正しく使用することで、死亡重傷率が下がることがわかっています。

設置場所に決まりはない

チャイルドシートを設置する位置は自由ですが、後部座席への設置が推奨されています。助手席の設置も違反ではありませんが、事故によって飛び出したエアバックの衝撃などの安全面を考慮して、できる限り控えることが呼びかけられています。

またチャイルドシートは、左側後部座席に設置すると衝突の際の危険性が低いです。また、運転席から振り返って子どもを観察しやすく、乗り降りもしやすいので理想的だといわれています。

車検とチャイルドシートの関係

新車の登録から3年、それ以降は2年に一度のタイミングで車検を受けなければならず、車検切れのまま公道を走行すると、罰則が設けられています。一度設置すると、付け替えが面倒なチャイルドシートですが、車検時には外す必要はありません。

車検はチャイルドシートを付けたままでよい

チャイルドシートは、車検の検査項目ではないため、設置したままでも車検への影響はありません。それは、どこで車検を受けるかにかかわらず、ディーラーなどの業者に車検を依頼する場合も、自分で車検を受ける場合も、設置したままで問題ありません。

ただし車検と同時に、車内の清掃を依頼する場合は、チャイルドシートを外さなければならない可能性もあります。また、車検時に代車を借りる場合は、チャイルドシートが設置できる車種を依頼するとよいでしょう。

余計な荷物はなるべく降ろす

車検時には、チャイルドシート以外の車内やトランクの荷物も、そのままでも車検に影響はありません。ただし、整備や検査に手間がかかり、荷物の紛失や作業によって損傷の恐れがある場合は、車検を受ける前に降ろしておいたほうがよいでしょう。

また、重たい荷物の場合、車高が下がったり車体のバランスが崩れたりするなどの影響が出る可能性があります。そのため、余計な荷物はなるべく降ろすようにしましょう。

重量税は変わらない

車検時には、自動車重量税を納税しなければなりません。自動車重量税は、500kg単位で決められているため、チャイルドシートや荷物を積んだ程度では、税額は変わりません。したがって、特別に重い荷物を積んでいなければ、自動車重量税の心配は不要だといえるでしょう。

重量税は、車自体の重さである車両重量で決まっており、エコカー対象車以外では、8,200円~75,600円です。自動車重量税は重量が重く、年式が古くなるほど高くなる仕組みになっています。

代車を借りる場合は注意

業者に車検を依頼して代車を借りる場合、チャイルドシートを設置していないケースがほとんどです。また、チャイルドシートの着脱は業者が行ってくれないため、自分で設置する必要があります。

車検で車を預ける期間が数日程度であっても、その間に何が起こるかわかりません。子どもの急な発熱などに備えて、面倒でもチャイルドシートを代車に付け替えることをおすすめします。ちなみに、6歳未満の子どもにチャイルドシートを着用させていない場合、違反点数として1点加点されるので注意が必要です。

車検を通すか買い替えかで迷っている場合

車検と同時に納税する自動車重量税は、13年と18年を境にアップする仕組みになっています。また、年式が古いほど、車検の費用も高くなる傾向にあるため、車検をきっかけに買い替えの検討もおすすめします。

年式から検討する

国土交通省は、2009年から一定の排出ガスと、燃費の基準を満たした車種を対象として、エコカー減税を導入しています。エコカーの対象車の一部には免税が適用されており、免税でない場合でも年式にかかわらず、重量に応じた税金が一定になっています。

しかし、エコカー対象車以外では、新車登録から13年経過すると自動車重要税が高くなり、18年を経過するとさらに高くなります。また、年式の古い車の場合、日頃からのメンテナンスや修理、部品の交換費用が高くなり、維持費がかかりやすくなります。そのため、税金や維持費を考慮すると、年式は買い替えを検討する材料の一つといえるでしょう。

買い替えの場合は買取業者の選択が大切

車を買い替える場合、買取業者は数多くありますが、サービス内容が充実した業者を選ぶことが大切です。メリットやデメリットを考慮して、最適な買取業者を選ぶことが、買い替えでは非常に重要になります。

廃車買取専門のカーネクストでは、事故や故障で走行できなくなった車でも、日本全国どこでもレッカー費用無料で引き取ってくれます。ディーラーや中古車販売店の場合、引取場所までの距離に応じた料金が加算され、2~3万円程度かかります。

また、カーネクストは海外への独自の販路を持っているため、どんなに状態の悪い車でも0円以上で買い取ってくれます。さらに、引取手数料や手続き代行料は一切かからないため、お得に廃車処分できます。

参考:カーネクスト

しっかりと準備をして車検を受けよう

幼い子どもがいる場合、保育園の送り迎えや病院の通院などで、車を使用する頻度は多いといえるでしょう。一度取り付けたチャイルドシートは、車検時にも取り外す必要がないので安心です。

しかし、代車を借りる場合は、所有しているチャイルドシートに合った車種を依頼し、もしものときに備えて、代車に付け替えておくことをおすすめします。

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