車検の出し方を詳しく知りたい|依頼する方法別に手順を解説

車検のノウハウ

車を乗るにあたり、問題になるのが車検です。基本的には2年に一度、必ず行わなければならないもので、車検を受けずに車を走らせてしまうと、法的に罰せられます。車検切れにならないためにも、スムーズに車検を行う必要があります。

今回は、そんな車検をスムーズに受けるために、業者に出す場合やユーザー車検でのやり方などを詳しく解説します。必要な書類やそれぞれの業者のメリット、デメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。

車検の出し方は依頼する方法によって異なる

車検というと、あまり選択肢がないというように感じている人もいるかもしれませんが、実はけっこう選択肢があります。基本である業者に依頼する方法から、自身で行うユーザー車検、ネットなどの業者に出張車検を依頼する方法まで、さまざまな方法があります。

したがって、あなたがやりたい方法で行えますが、それぞれで車検費用や手間などが異なり、車検の出し方も依頼する方法によって違ってきます。

業者に依頼する場合の車検の出し方

人によっては、初めて車検を受ける場合や、あまり車検に詳しくない場合もあるでしょう。そのような人でも、迷わずに車検を出せるように、ここでは5つの手順について解説します。それぞれどんな書類が必要で、どんな業者に依頼できるのか、また見積もりの際のポイントなどをしっかり把握しておきましょう。

1.必要書類をそろえる

車検を行う際には、以下の3つの書類が必要になります。

  • 自動車検査証
  • 納税証明書
  • 自賠責保険証明書

必ずこの3つが必要になるので、万が一紛失した場合には、再発行の手続きをして入手してください。なお、再発行はそれぞれの場合で異なり、自動車検査証であれば管轄の運輸支局または、検査登録事務所でできます。

納税証明書は、管轄の運輸支局近くの自動車税事務所などで行えますが、軽自動車の場合には、市区町村役所の納税課で行わなければなりません。自賠責保険証明書に関しては、保険会社に問い合わせるなどして再発行してください。

2.車検を依頼する業者を選ぶ

車検は、カー用品店やガソリンスタンドディーラー、車検専門店、整備工場などで受けられます。ただし、依頼するところによって、それぞれメリットやデメリットがあり、また料金も異なっています。

したがって、特徴をよく理解して、自分に合ったところを選ぶようにしてください。なお、どれを選べばよいのかについては、以下をみて決めましょう。

メリットデメリット
カー用品店やガソリンスタンド車検費用は比較的安く済む。アフターサービスも行っている。整備士の質が劣っている場合が考えられる。費用に関してもはっきり提示できない。
ディーラー車を熟知しているため、整備が非常に充実している。車検費用に関しては高くなりがちである。
車検専門店お手頃な価格で車検をしてくれる。非常にスピーディーで利便性も高い。車検以外の整備に関してはあまり積極的でない。質としてはそれなり。
整備工場車検費用は安く済む。整備に関しても質は高い。業者によるところが大きく、場合によっては時間が掛かかるなどマイナス面も。

3.見積もりを依頼する

依頼する業者を決めたとしても、すぐに予約するのではなく、まずは見積もりを依頼しましょう。なお、その際には、いくつかの業者に見積もりを依頼してください。

業者によって車検費用というものは異なっています。したがって、費用を安く済ませたいのであれば、複数業者で見積もりを取り、比較するようにしてください。おおよそ車検費用の見積もりは、約15~60分程度で完了するので、それほど手間は掛からないでしょう。

4.車検の予約を正式に行う

見積もりを確認して金額に納得できたら、その業者に依頼することを決めて、正式に車検の予約を行いましょう。なお、車検自体は満了日の1カ月前から受けることが一般的。

ただし、その際には注意が必要です。実は、満了日の1カ月前よりも前に車検を受けてしまうと、車検の期間が前倒しされてしまうので損してしまいます。そのため、1カ月前~満了日までに車検が行えるように、計画的に予約をしてください。

5.入庫日に車を持ち込む

予約をしっかり行えたのであれば、入庫日に車を持ち込みましょう。また、入庫日に車を持ち込む際には、書類が必要になります。そのため、しっかりと必要な箇所に記入をして、必ず忘れないように持って行きましょう。

なお、車検に掛かる時間は、依頼した業者によって異なります。早い場合では1時間ほどで、遅い場合には2~3日程度掛かります。どれくらいの時間が掛かるのかについては、あらかじめ業者に聞いておくとよいでしょう。

ユーザー車検の予約方法と受け方

ユーザー車検を行うためには、あなた自身の手で予約を行い、車検を通す必要があります。この方法は、業者に依頼するよりも手間は掛かりますが、費用は安く抑えられます。ただし、その流れに関しては、所有している車が普通自動車か、軽自動車かで異なります。ここでは、それぞれの場合でどうなっているのかを、詳しく解説します。

普通自動車の場合

普通車の場合には、ユーザー車検の予約はインターネットからのみとなっています。どこから予約すればよいのかですが、国土交通省のサイトの「自動車検査インターネット予約システム」より車検予約ができます。

予約自体を行ってしまえば、全国どこの運輸支局でも受けられるので、予約後にお近くの場所で車検を行ってください。

軽自動車の場合

軽自動車の場合には2つの方法で予約が可能です。まず、普通車と同様にネットから予約ができます。こちらは、軽自動車検査協会サイト内にある「軽自動車検査予約システム」から予約可能です。

もう一つは、全国の各支所に直接電話を掛ければ予約ができます。予約さえできれば、全国どこの軽自動車検査協会でもユーザー車検を受けられるので、以上のどちらかで行ってください。

出張車検の出し方

車検を行うケースで問題なのが、車検が切れてしまっている場合です。この場合には、公道を走ることが法律的にできません。もし、走ってしまうと重いペナルティを受けてしまうので、絶対にやらないようにしてください。

では、どうすればよいのかといえば、出張車検を依頼しましょう。こちらは、業者が家まできてくれるとても便利なサービスです。車検の流れとしては、まずは電話かネットから申し込みをして見積もりを取りましょう。

そして、価格に満足がいったら予約してください。あとは、業者が予約した日に、自宅まで車を引き取りにきてくれます。以上が出張車検の流れになります。なお、こちらはとてもスピーディーで、最短で申し込んだ日に引取~納車が可能です。

車が動かせない場合は廃車買取業者もおすすめ

車が動かせない場合には、出張査定を行うのがよいのですが、故障などで不動車になってしまった場合には、廃車買取業者を利用しましょう。ここでは、なぜ買取が可能であるのか解説し、おすすめの買取業者についても紹介します。

不動車でも買取ってもらえる

廃車買取業者であれば、車検切れや動かない車でも買取が可能です。なお、高く売却したいのであれば、早く売却したほうがよいです。

また、買い替えの場合でも、こちらを利用するとよいでしょう。実は不動車のような車は、一般的に利用する中古車買取業者では、高価買取できないものなのです。そのため、せっかく査定を行うなどの労力を払ったとしても、安く買取されてしまいます。

ところが、廃車買取業者の場合、パーツや素材(鉄くず)単位で査定を行うので、古い車や不動車であっても、買取額が高くなる可能性があります。したがって、買い替えでも廃車買取業者を利用するとよいでしょう。

買取業者はカーネクストがおすすめ

廃車買取業者に心当たりがないのであれば「カーネクスト」がおすすめです。こちらであれば、他社より20万円高く売れることもあります。また、0円以上の買取保証がされ、レッカー・書類代行・査定がすべて無料になっています。

こうみていくと、とてもサービスの行き届いた業者といえるでしょう。世界中で販売していて、販路が広いことがメリットのこちらに、買取を依頼してみてはいかがでしょう。

参考:カーネクスト

車検の出し方は車検の種類によって異なる

車検の出し方は、依頼する方法によって異なります。業者に依頼する、ユーザー車検を行う、出張車検を依頼するなどさまざまです。また、業者に依頼する場合には5つの手順を踏む必要があり、ユーザー車検の予約方法と受け方は、普通自動車と軽自動車で流れが違います。なお、出張車検は車検が切れている場合に向いている方法です。

最後に、不動車など車が動かせない場合は、廃車買取業者もおすすめです。解説したことをしっかり理解して、あなたに適した方法で車検を行いましょう。

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