車検での気になるメーターの誤差。原因と誤差の許容範囲

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車検では車のさまざまな箇所をチェックし、車に乗って安心かどうか検査が行われます。検査内容の中には、車のメーターチェックも行われますが、これはメーターの誤差がどのくらいなのかをチェックするためです。

メーターは誤差を生じしてしまうもので、特別おかしなことではないのですが、たとえば時速50kmで走行しているのにメーター表示では時速40Km以下などでは危険です。

今回は車検でのメーター検査の誤差について詳しく解説していくとともに、誤差は生じしてしまうものなので車検が通る許容範囲についても解説していきます。初めての車検ならメーターの誤差についても知識を身に付けておきましょう。

なぜメーターに誤差が出るのか

なぜメーターに誤差が生じるのか、その原因はスピードメーターの表示速度と実際の速度では誤差があるからです。

詳しく説明すると、スピードメーターの表示から仮に40Kmだとすると、実際の速度は30kmだったります。多くのスピードメーターでは、実際の速度よりもメーター速度の方が高く出る傾向にあります。実際の速度よりも高く出る方が運転上安全だと言えるからです。

その逆だと気付いたら速度を出し過ぎていたという可能性が出てしまうため危険なのは間違いありません。しかし、スピードメーターの誤差はメーカー、車種、タイヤの摩耗状態や空気圧などの車それぞれの状況によって異なりますので必ずしも誤差がこの程度とは言い切れません。

車検時のメーター誤差の許容範囲

メーターには誤差が生じるものですが、誤差の中でも許容範囲があります。許容範囲外であれば合格とは言えませんので、許容範囲がどのくらいなのかを知っておきましょう。

平成19年1月1日以降製造の車

メーターの誤差の許容範囲は車の製造年月日によって異なります。平成19年1月1日以降の製造車の許容範囲は、以下の計算式で求められます。

道路運送車両の保安基準の細目を定める告示第148条(速度計等)
10(V1-6)/11 ≦ V2 ≦ (100/94)V1

計算式のV1とは、自動車に備える速度計の指示速度のことで、V2とは速度計試験機を使って計測した速度のことです。つまり、実速度の90%~106%程度の範囲内なら大丈夫ということで、この場合はスピードメーターが40km/hの際の実速度が30.9km/h~42.55km/hの範囲内に収まっていればOKです。

平成18年12月31日以前製造の車

平成18年12月31日よりも前の製造車の場合の許容範囲は、以下の計算式で求められます。

10(V1 -6)/ 11 ≦ V2 ≦(100 / 90)V1

前述した平成19年以降の計算式と似ていますが若干異なり、この計算式に当てはめるとスピードメーターが40km/hの際の実速度が30.9km/h~44.4km/hの範囲内ならOKということです。

車検ではどのような基準でスピードメーター検査をするのか

メーターの誤差チェックが行われますが、実際車検ではどのように行われるのでしょうか。続いてはどのようにメーターチェックされるのかを紹介していきます。

スピードメーターに表示される速度と実速度の検査

スピードメーターの表示速度と実速度の誤差を車検にて検査しますが、許容範囲内に収まっているかどうかチェックされます。そして車検ではスピードメーターが40km/hの時の実速度での誤差を確かめます。許容範囲内であれば合格ですし、大幅に狂っているようであれば不合格となります。

車検は時速40キロしかチェックをしない

スピードメーターが40km/hの時の実速度との誤差を車検で確かめるのですが、すべての速度をしっかり調べるのではなく、あくまでも時速40Kmの際の誤差しかチェックされません。

つまり、時速40Kmの時の実速度は合格でも、それ以外の時速でのメーターが大幅に狂っていてもそこまでは検査されないのです。ここはスピードメーターの誤差チェックの盲点ではあります。

しかし、これが普通なのでいい加減に思えますが、致し方のないことだと言えるでしょう。とはいえ、よっぽどの誤差は生じることは少ないと言えますので、検査が合格となれば安心して良いでしょう。

タイヤの大きさでも誤差が生じる

スピードメーターの誤差は、タイヤの大きさでも誤差が生じます。タイヤの外寸が純正タイヤよりも大きい場合、実速度よりもスピードメーターの速度が低く表示されてしまうこともあるので要注意です。なぜそうなるのかというと、タイヤの1回転で進む距離が変わるからです。直径が小さければ外周は短いので1回転あたりの進む距離は減ります。

その逆を言えば、純正タイヤよりも大きいタイヤにすれば1回転で進む距離が増えるので、仮にメーターで60km表示だったら実速度は80kmになっていることになるので大変危険です。

このようなタイヤによる誤差を解消するためには、タイヤ変更の時はなるべく純正タイヤサイズに近づけることなので、タイヤ変更の時はタイヤサイズを気を付けましょう。

車検を通さずに買い替えを検討している場合は

車検は車に乗り続ける以上必ずするもの。しかし、もし車検を通さないで車の買い替えを検討しているのなら、その車はどうしたら良いのでしょうか。続いては、車の買い替えをする場合について解説していきます。

買取業者は廃車買取業者を選ぶ

車検前に車の買い替えを考えている場合、いま乗っている車は買取業者にお任せしましょう。そして買取業者の中でも、廃車買取業者を選ぶと良いでしょう。廃車買取業者は中古買取業者やカーディーラーとは異なり、車のパーツごとで査定してくれます。

車のパーツは海外への需要が高く、どんなに年式が古い車であっても走行距離がいっている車であっても査定がつくことが多いです。車検を通さずに車の買い替えを検討しているのなら、廃車買取業者を選ぶことも検討してみてください。

おすすめの廃車買取業者はカーネクスト

廃車買取業者といっても、さまざまな業者があります。業者によってサービス内容も違いますし、スタッフの質が良くない可能性もあるでしょう。せっかく車を買い取ってもらうのだから安心してお任せできるところが良いはずです。

そこでおすすめな廃車買取業者は「カーネクスト」です。カーネクストは、0円以上の買取保証をはじめ、レッカー代・書類代行・査定のすべてが無料で、さらに自社独自の海外ルートを持っており、高額査定が見込めます。サービス内容も充実していますし、とにかくどこの業者を選んだらよいか悩んだらカーネクストがおすすめです。

車検時のメーターの検査には誤差があるものなので安心しよう

初めての車検となると、きちんと通るか心配になります。しかし、いくら安全運転のために誤差はどうしても生じてしまうものです。大きい誤差、許容範囲外でない限りは車検は通るので安心してください。

平成19年1月1日以降なら30.9km/h~42.55km/hが範囲内、平成18年12月31日より以前なら30.9km/h~44.4km/hが範囲内です。

許容範囲内にするためにも、タイヤを変える場合は純正タイヤサイズに近いものを選ぶようにしてください。タイヤの大きさもメーターの誤差に関係して来ますので、車検に引っかからないためにもタイヤサイズに配慮しましょう。

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