車検を機に車を買い替えるべきか|乗り続けるのとどちらがお得?

車検のノウハウ

初回の車検であれば、部品交換なども少なく、費用もそれほど高くありません。しかし、2回目からは走行距離や日々の走り方によっては、車に不具合が出始めます。

車は年数が経過するほど劣化が進むので、修理箇所が増えて整備費用がかさみ、車検費用が高額になる傾向にあります。そのため、早ければ5年を超える頃に、買い替えを検討する人も多くみられます。

ここでは、どれくらいの時期に車の買い替えをするとお得なのか?また、車検を通すのと買い替えでは、それぞれの時期で、費用にどれくらい差が出るのかについても見てみましょう。

何回目の車検前に買い替えれば得できるのか

車は年式が古くなるほど、買取価格が下がります。買取価格が下がると、次の車を購入するための費用が少なくなり、トータル的に出費が多くなります。

1回目の車検前の3年目で買い替え

車の価値は、約6年でゼロになるといわれています。そして、新車から1年目から3年目の間の価格の下落が、一番大きくなります。そのため買取価格は、新車購入時のおよそ半額近くになることが予測できます。

初回の車検ならまだ3年なので、車の状態は過走行でない限りは不具合もあまり出ていないでしょう。そのため、車検費用もそれほど高くなることはありません。費用や車の状態を考えると、初回の車検での車の買い替えは、車に不満がない場合にはあまりおすすめはできません。

2回目の車検前の5年目で買い替え

2回目の車検を迎える5年目は、車の買い替えを検討する人が多い時期です。この5年というのは一つの区切りの時期で、車のローンを組んでいる人なら、60回払いのローンが終わる時期です。また、メーカーの特別保証が切れる時期でもあります。

そして、買取価格にもぎりぎり期待が持てる期限で、5年を経過する頃には、ナビゲーションシステムの更新が必要になる時期です。5年目の車検の前頃の買取価格は、およそ新車購入時の30%程度になるため、売却代金を買い替えの手続きの費用や、購入費用の足しにできるでしょう。

3回目の車検前の7年目で買い替え

3回目の車検の前である7年目は、買取価格がぎりぎり残る最終のラインです。予想の買取価格は、およそ新車購入時の10%程度です。そのため、少しでも買い取りしてもらえるうちにと、買い替えを検討する人が多い時期でもあります。

また、7年目を迎える頃には、多くの車で不具合が出始めます。エアコンのききが悪くなったり、バッテリーがあがってしまったりと、故障が増え始めるのがこの時期です。そのため、これらの修理費用と車検費用を考えると、買取価格を超えてしまうことも多くなります。

したがって、3回目の車検を迎える前の故障が、あまり出ていない時期に買い替えると、ある程度の買取価格も残り、修理費用をかけることなく手放せる可能性があります。

10年10万kmを超える車の買い替え

車の寿命は経済的コストを考えると、10年または走行距離が10万km超えたあたりが目安といわれています。これは、10年を目安にタイミングベルトなどの部品を交換しなければならないためです。このタイミングベルト交換時には、エンジンのカバーを外しての作業になるため、同時にウォーターポンプの交換も行うケースが多いです。加えて、点火プラグやサーモスタット、ラジエーターのホースやキャップなども交換します。

また、ショックアブソーバーやブレーキホース、ワイヤー、ブレーキパッドなども、年数や走行距離とともに劣化したり、不具合がある場合には交換したりすることになります。さらに、バッテリーの調子が悪いようであれば、オルタネーターの交換も必要です。

そのため、10年を超えるときの車検は、高額になる可能性があります。このように高額の費用がかかるため、この機会に車の買い替えを検討する人も多いです。また、10年を超えると車の買取価格はほとんどなくなります。車の状態にもよりますが、状態が悪いと引き取り自体に費用が発生する可能性があります。

300万円の車で10年間を比較

10年間乗り続けるか、2回目の車検前に乗り替えるかを比べると、トータルの費用はほとんど同じです。日々のガソリン代などは、乗り替えたほうが車が新しい分、燃費がよくなっている可能性があります。

2回目の車検の前に買い替える場合

300万円で新車を購入し、2回目に車検を通す前に売却して買い替える場合に、かかる費用は以下のようになります。

1台目 購入300万円
1台目(1回目)車検代15万円
1代目 売却 買取価格150万円
2台目 購入300万円
2台目(1回目)車検代15万円
2台目 売却 買取価格150万円
トータルでかかった費用330万円

新車登録後1回目の車検は、家庭で利用していて過走行の車でない限りは、そこまで費用はかかりません。そのため、1回目の車検を通して2回目の車検で、部品交換が多くなってくる前に売却する方法です。

この買い替え方法なら、だいたい5年目に売却することとなり、平均的な走行距離は5万km程度になります。1つの目安として、5万kmまでの走行距離のものは、高値で売却できる可能性があります。

また、5年になる前だとモデルチェンジが行われていなければ、それほど値崩れしていない可能性があります。そのため、早めに売却することで高値での売却が可能になり、売却代金を次の購入資金に充てられます。

10年間同じ車に乗り続ける場合

1台の車を、10年間乗り続ける場合の費用のシミュレーションは、以下のようになります。

1台目 購入費用300万円
1台目(1回目)車検代15万円
1台目(2回目)車検代15万円
1台目(3回目)車検代15万円
1台目(4回目)車検台15万円
1台目 売却 買取価格20万円
トータルでかかった費用340万円

新車を購入して、初回の車検ではそれほど費用が高くなる可能性は低いです。しかし、車検も3回目あたりになると、部品交換や整備の費用が高額になるケースが多いです。上記の計算での車検費用は、一定の費用で計算していますが、15万円よりも高くなる可能性が高いです。

そして、10年間でのトータルの出費が340万円と、新車に乗り替えるよりも高くかかっています。これは、10年を超えると、車の価値はほとんどなくなってしまうためです。

車検と買い替えを迷う人が決め手とした事とは

買い替えると新しい車に乗れますが、安全性能もアップして燃費もよくなり、日々のガソリン代を節約できます。また、愛着のある車を手放したくなければ、乗り続けることもできます。

買い替えの決め手になった理由

車検のときに、買い替えるか車検を通すかで迷う人は多いと思います。このときに、買い替えを決めた人には明確な理由があります。それは、すでに乗りたい車がある場合や、車検や修理代・整備台等、古い車にお金をかけたくない場合などです。

また、結婚や出産で家族が増えて、今乗っている車では不便に感じるなどの理由もあります。このように、明確な理由があって買い替えを望む場合には、車検は車の買い替えのベストタイミングになります。

車検を通して乗り続けること決めた理由

車の購入費用は、家の次に高額の買い物である場合が多いでしょう。そのため、購入後はまめにメンテナンスをして、丁寧に扱って乗り続けている人も少なくありません。そのような場合には車に愛着がわいて、少しでも長く乗りたいと考えるかもしれません。

また、新車を購入するとなれば、車検を通すよりもはるかに多くの資金が必要です。そのため、少しでも車にかけるお金を抑えたい人は、できる限り1台の車に乗り続けたいと考えるでしょう。このような場合には、車に大きなトラブルがない限り、車検を通して乗り続けることも可能です。

買い替えを検討するならカーネクストで買取

車の買い替えをいつ行うのかは、その人のライフスタイルや、車にどれくらいのお金をかけるかで異なります。車に乗る機会が多く、乗り心地や安全性を保って常によい状態で運転したいのであれば、3年から5年で買い替えるとよいでしょう。

しかし、車を日々の移動手段だけで利用し、それほど毎日乗ることもないのであれば、定期点検を行いながら長く乗り続けることもよいでしょう。ただし、車は年数とともに劣化していきます。そのため、不具合を感じるようになったり、安全性能に問題が出てきたりして、修理費用がかさむようであれば、買い換えることをおすすめします。

カーネクストなら動かない車や事故車でも、0円以上での買い取りを保証しています。簡単な20秒の入力で、無料査定を依頼できます。引き取りは全国どこでも無料(離島を除く)で行っており、煩わしい廃車の手続きや費用も無料で請け負っています。買い替えを考えているのなら、カーネクストの無料査定を利用してみてはいかがでしょうか。

参考:カーネクスト

買い替えならカーネクストで買取してもらおう

車は高値で買い取りしてもらえるうちに、売却して買い換えることで、トータル的には費用を抑えられます。また、きちんとメンテナンスをすることで、1台の車に長く乗り続けることもできます。どちらにしても、どれだけ高く買い取ってもらえるかと、車検費用を抑えられるかでトータルの費用は大きく変わります。

カーネクストなら、ほかで買い取りしてもらえないような車でも、0円以上で引き取りを行っています。カーネクストを利用してより高く買い取ってもらい、賢く乗り替えてみてはいかがでしょうか。

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