走行距離10万キロの車は車検費用が心配|相場と安く抑えるコツ

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よく「車の寿命は10年」といわれます。これは、1年あたりの平均走行距離が1万kmであることから、走行距離10万kmが寿命であるということと同義です。しかし、車に関する技術は年々進歩しているため、性能だけでなく耐久性も上がり、少なくとも昔の「10年寿命」より長くなっているはずです。

ただし、車の性能を維持するための費用を含む、車検費用が高額になるかもしれません。気に入った車に長く乗るためには、やはり相応の費用を覚悟しなくてはならないのでしょうか。その答えを知るために、まずは走行距離10万kmを超えた車の車検費用が、高額になる理由から探ってみましょう。

なぜ10万キロを超えると車検が高額になるのか

平成7年の法改正以前は、新車登録から10年を過ぎた車は、毎年車検を受けなくてはならず、車検費用は大きな負担でした。しかし、現在ではそんな車でも、車検は2年ごととされています。ただし、1年あたり1万kmと考えると、走行距離は10万km。それだけ使っていれば、車検費用が高額だとしても仕方ないとも思えます。

走行距離が影響する車検費用とは

車検には、毎回必ずかかる法定費用と、車検基本費用、部品交換費用がかかります。法定費用は、国や保険会社に支払う費用なので、安くすることはできませんが、車の走行距離によって変わることもありません。走行距離が影響するのは、車検基本費用と部品交換費用です。

走行距離が長いということは、それだけ車を使っているということ。車も機械なので、使えば使うほど、消耗品や各部の部品は劣化します。多くの部品や消耗品は、走行距離が交換の目安になっているため、走行距離が長いほど交換する必要性が高まり、費用が増えていくのです。

10万キロを走行した車の状況

例えば、タイミングベルトやショックアブソーバーは、走行距離10万kmを目安に交換するように推奨されています。また、オイル・フルード類も走行距離や年数によって、交換時期の目安が設定されています。これは、10万kmに達すると同時に、不具合が出ると決まっているわけではありませんが、各メーカーの検査や基準によって、保証できる範囲と定められているためです。

また、車には走行距離だけでなく、経年劣化によっても交換が必要になる部品も多くあります。とりわけ10万kmを交換の目安としている部品は、高額なものが多いため、車検費用も高くなりがちです。

10万キロで交換する可能性の高い部品とその相場

走行距離10万キロで、交換する可能性が高い部品の代表例を挙げてみましょう。また、費用相場もあわせて紹介するので、費用への影響度合いを考えてみてください。

エンジンルームの交換部品と相場金額

まず、車の性能を決める「エンジンルーム」の代表的な交換部品を見てみましょう。

部品名費用交換する走行距離の目安
スパークプラグ5,000円〜一般的なものは2万〜3万km、イリジウムプラグなら10万km
タイミングベルト50,000円〜10万キロ程度 オイルや冷却水のメンテナンスがよければ長くなる場合がある
Vベルト6,000円〜5万〜10万km
フューエルフィルター6,000円〜10万〜15万km程度 特に指定のないケースもある
オルタネーターブラシ50,000円〜10万〜15万km カーボンブラシの交換が必要
サーモスタット6,000円〜10万kmを過ぎるとシャフトの動きが鈍くなる傾向 パッキンと一緒の交換が無難
ラジエターホース10,000円〜10万km程度だが膨らみが出てきたら交換が必要

足回りの交換部品と相場金額

ブレーキホースやスプリングなど、足回りに関する交換部品の相場は、以下の通りです。

部品の名称費用交換する走行距離の目安
ブレーキホース20,000円〜10万kmもしくはヒビや膨らみが見られたら交換
ドライブシャフトダストブーツ30,000円〜7万〜10万km(5年程度)早めの交換がおすすめ
スプリング40,000円〜純正なら10万kmでもヘタリはないが交換を勧められることが多い

駆動系の交換部品と相場金額

駆動系であれば、代表的な交換部品はクラッチです。クラッチは、エンジンから変速機へ送られる力を、伝えたり遮断したりする動力伝達装置です。ミッション車はもちろん、オートマチック車にも必ず装備されています。

クラッチは一般的に、走行距離7万kmほどあたりで磨耗することが多く、7万〜10万kmでの交換を勧められ、費用は50,000円〜となっています。

10万キロを超える車の車検費用を抑える方法

走行距離が10万kmを超えると、車検費用がある程度高くなることは仕方ないかもしれません。とはいえ、できるだけ費用は安く済ませたいもの。なんとか抑える方法はないのでしょうか。ここでは、費用を安く済ませる方法やコツを紹介します。

一番安くなるのはユーザー車検

車検にもいくつかの方法がありますが、最も安く済むのがユーザー車検です。ただし、車検の手数料がないので、安くはなりますが、その分、自分で陸運支局に持ち込んで申請する「自己責任車検」ともいえます。

検査場で不具合を指摘されれば、それを交換したり整備したりするために、結局は業者に依頼しなければなりません。また、その後再検査するために、時間も費用もかかります。プロ並みに技術があればよいのですが、そうでなければあまりお勧めできる方法とはいえません。

複数の見積もりから検討

法定費用以外の車検費用は、ディーラーや自動車工場によって大きく異なることも多いです。余裕を持って、事前に複数の業者から見積もりを取って比較検討し、場合によっては価格交渉すると、費用を安くできる可能性があります。

10万kmを超える車は、交換が必要な部品が多くなりがちです。ディーラーでは高価な純正部品が使われるため、費用が高くなる傾向があります。

普段からこまめなメンテナンスを心掛ける

部品は、それぞれ交換時期が設定されてはいますが、普段から使い方に注意してよい状態を保っていれば、長持ちさせられるものもあります。また、普段から定期的に点検し、適切にメンテナンスしておくことも大切です。そうすれば、一部の不具合の影響がほかの部品に及ぶことを防げて、結果として費用を安く抑える効果が期待できます。

最近の車は、性能や耐久性が向上しているため、走行距離が10万kmに達したからといって、急激に劣化することはありません。さらに、普段からこまめにメンテナンスを心がけることで、性能を維持すると同時に、結局かかる費用を抑えることにつながります。

買い替えを検討するならカーネクストで買取

もしも、今の車が走行距離10万kmを超え、車検費用が高額になるとしたら、買い換えることも費用を抑えるための一つの方法です。ただし、そのときに販売店へ下取りに出すことは、あまりおすすめできません。

下取りは、その後の利用を想定していない「ただの値引き」という意味合いが強く、金額も大きくないことがほとんどです。また、もし車が車検切れや故障、事故などによって使えない状態だったとしたら、下取りどころか逆に費用を請求されることになるかもしれません。

今、ネットで話題の車買取業者「カーネクスト」なら、どんな車でも無料査定で、買取金額0円以上を保証しています。廃車であっても、解体や廃車手続きにかかる費用は無料。さらに、日本全国どこでも買取対応でき、レッカー費用も無料です。車を買い替えるなら、費用面でも買取金額でも大きなメリットが期待できます。

10万キロを超える車の買取を検討しよう

丁寧に乗り、しっかりメンテナンスしていれば、走行距離10万kmを超えた車でも、まだまだ使えます。そんな車なら、欲しいという人もきっといるでしょう。また、それを知り尽くす車買取業者なら、間違いない買取価格を提示してくれます。

たとえ廃車でも、手続き一切を代行するだけでなく、かかる費用も無料で車の価値をきちんと計ってくれる業者も存在します。よって、「古いから」「走行距離が長いから」と諦めることはありません。早速ホームページで簡易査定し、愛車の相場を確認してみてください。きっと、希望の買い替えに役立つでしょう。

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