車検には手間も費用もかかるため、負担に思う人は多いと思います。車検は修理やそのための部品交換などで、金額が跳ね上がることもあります。
ここでは、車検代行のしくみや注意点を解説しています。格安で車検を行える車検代行を理解して、お得に車検ができるように備えましょう。
車検代行ってどんなサービス?
車検代行とは、車検場に車を持ち込んで検査に付き添い、車検証の登録を行う部分を代行するサービスです。
検査場で検査を受けるまでを請け負ってくれる
車検代行は、車検の予約をして当日に検査場へ車を持ち込み、手続きすることを代行するサービスです。基本的には、この代行業務を請け負う業者は、分解整備を行えません。そのため、整備に関する部分は最低限のものになります。
低年式の車や、日頃からメンテナンスをしている車などの車検をするときに、利用するとよいサービスです。ただし、法定24カ月点検は分解整備を伴うため、車検代行業者は行いません。この点を理解してから、依頼するようにしましょう。
格安で車検が受けられる
車検代行の費用は、法定費用以外におよそ10,000円弱で行えて、ディーラーや車検専門業者に依頼する場合と比べると、格段に安くなります。
これは、点検や整備をする時間や人件費がかからないため安くなります。そのため、自分で点検や整備を行っている業者を探して、行う必要があります。登録後、初めての車検で通常の定期点検を行っていれば、代行車検を利用して、車検を安く済ませることが可能です。
ただし、整備・点検の部分に関しては自己責任となるため、車検が通っても、その後整備不良のために不具合が出たとしても、自己責任になります。
点検と整備は自分で行う
車検代行は、基本的に車検場に車を持ち込んで、当日の車検の手続きを代行してもらうサービスです。そのため、点検や整備は車検の前に、自分で済ませておく必要があります。
通常の車検業者なら、点検・整備をして車検も代行してもらえます。法定24カ月点検も同時に行うので、整備や点検に関しては、選ぶ業者にもよりますが不安を感じることは少ないでしょう。
しかし、車検代行を利用するときには、整備や点検は自分で行います。この場合、12カ月点検や24カ月点検をきっちりと自身で手配をして、その都度消耗品などを交換する必要があります。日頃のメンテナンスに不安がある場合は、車検代行ではなく専門の車検業者に依頼するほうがよいでしょう。
車検代行の流れと必要書類
車検代行を依頼する際には、必ず見積もりをとりましょう。契約後は、当日に必要書類を準備して入庫すれば、車検を代行してもらえます。
車検代行を行う流れ
車検代行を利用する場合には、以下のような流れで行います。
- 電話で車検代行の見積もり予約
- 予約日に実車を見て見積もり
- 見積もりの内容と金額を確認
- 車検の予約
- 入庫・受付(車検当日)
- 車検
- 支払い・引き取り
一般的に車検代行では、最初に電話で見積もりの予約を行います。そして、実際に車を見て、確認しながら見積もり金額を提示されます。このときに、部品交換が必要な部分などを教えてくれる業者もあります。
車検代行の業者が、認定工場も兼ねている場合や提携の認定工場がある場合には、点検・整備も依頼できることもあります。そして、見積もり金額に納得がいけば、その場で車検の予約を行います。当日には、車を持ち込んで受け付けを行います。車検場での車検が終わったら、支払いをして車を引き取ります。
車検代行の必要書類
車検を受けるときには以下の書類を用意しましょう。
- 車検証
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 自動車税納税証明書
- 認印
車検当日には、入庫の際に書類を提出します。このとき、自動車損害賠償責任保険の期限を確認しましょう。自賠責保険の期間が車検より長くないと、保険が切れている間は公道を運転できません。
うっかり車検の時期を過ぎてしまったときに備えて、25カ月間の保険に加入する人もいます。車検の前に、近くの専業保険代理店で加入を済ませておくと、車検をスムーズに行えます。
車検を通すか買い替えか迷っている人は
車検で多くの費用を払うなら、買い替える方法も選べます。
どちらがお得か考えよう
車は古くなって走行距離が増えるほど、故障が発生する頻度が増えて、売却価格も徐々に下がります。車検のときの修理や整備に費用がかさんだり、部品の取り寄せなどで日数がかかったりするなら、車検を通さずに買い替えてしまうほうが、お得な場合があります。
もし、乗り替えたい車があったり、今乗っている車のサイズが合っていなかったりするなら、車検の前に買い替えを検討するのもよいでしょう。そうすると、車検の支払いをなくして、その分を新車の購入代金にあてられます。また、乗り替えの際には、今乗っている車を買い取ってもらうなら、その売却代金も購入資金にあてられるでしょう。
新車なら最新のエンジンが搭載されて、燃費性能が上がっている可能性があります。さらに、安全性能も格段によくなっている場合もあります。そのため、古い車にお金をかけたくないと感じるなら、車検前は買い替えのベストのタイミングです。
買い替える場合は最適な買取業者を選ぼう
車を売るときには、まず買取業者を選びます。買取業者には、特定の車を専門に扱っている業者があります。輸入車や改造車、キャンピングカー、SUVなど、特定の車を売るときには、特殊車専門の業者を選ぶとよいでしょう。自分の車の車種を多く扱う業者を選ぶことで、より高値で売れる可能性があります。
また、買取業者の査定額にはばらつきがあるため、複数の業者に査定を依頼しましょう。そして、出張査定の際に、担当者が車の状態を正しく把握して査定を行っているか、説明を聞きながら判断しましょう。また、業者によっては買い替えサポートを行っている業者があるので、それらを考慮に入れながら、査定額を比べて選ぶとよいでしょう。
カーネクストなら、無料で査定を行えます。また、事故車や廃車同然の車でも、0円以上での買い取りが保証されています。そして、全国どこでもレッカー代が無料になります。また、廃車にかかる費用も全て無料です。
世界中に販路を持っているので、他社では買い取りを渋る車でも買取を行い、車種によっては他社よりも20万円以上高く買い取れる場合があります。少しでも高く愛車を売りたいのなら、カーネクストがおすすめです。
参考:カーネクスト
車検代行でお得に車検を受けよう
車検をするときの費用は、国で定められた税金以外にも多くの費用がかかります。これは、点検・整備を行って車検をするために必要な費用ですが、高額になることもあるので負担に思う人も多いでしょう。
日頃から十分なメンテナンスをしているなら、車検代行に依頼することで、車検にかかる費用を安く抑えられます。しかし、車検代行では点検・整備が十分であるとはいい難いため、自身で点検・整備に責任が持てる場合に限ります。
車検代行は、自身で安全性を確保できるのであれば、車検を安く済ませられます。こまめに愛車の整備をして、車検代行を利用し費用を抑え、スピーディに車検を済ませてはいかがでしょうか。