車検の準備で必要なものとは|流れを知って事前に備えておこう

車検のノウハウ

車検はただ車をディーラーや業者に持っていくだけでできるものではありません。車検を受けるために必要な書類や費用を準備しておかないと、いざとなった時に慌てて準備不足になる恐れも考えられます。車検に慣れていないなら、事前に何が必要か調べておきましょう。この記事では、車検の準備で必要なものの解説や車検の流れを紹介していきます。

車検を受ける際に準備しておくもの

車検を受ける前に準備しておくものについて詳しく見ていきましょう。何が必要か事前に知っておけば、準備不足にならずに済みますし、万一の車検切れで車に乗れなくなったということを防ぐことにもなります。備えておけば安心できますので、しっかり準備しましょう。

車検に必要な書類

車検には以下の書類が必ず必要ですので、車検を申し込む日までに準備しておきましょう。

  • 車検証
  • 自賠責保険証明書
  • 自動車税納税証明書

車検証は車が保安基準に適合していることを証明するための書類です。運転する時は車の中に必ず入れておくもので、「自動車登録番号」、「車名」、「車台番号」、「自動車の種別」、「用途」、「型式」、「所有者の名前と住所」、「有効期間」などが記載されています。

自賠責保険証明書は車を所有する以上必ず加入しなくてはいけない自賠責保険の保険証です。車検証と同様、運転する時に車内に入れておかないと罰金もしくは懲役刑が課せられます。自動車税納税証明書は、税金を納めていることの証明書です。車検の際は、最新の証明書を用意しましょう。また、印鑑が必要な場合もあるので認印を用意しておくことをおすすめします。

車検の費用で割合の大きい法定諸費用

車検費用の中でもっとも割合の大きい費用は法定費用です。法定費用の内訳は、「自動車重量税」、「自賠責保険料」、「印紙代」の3つを合わせたもので必ず支払うものです。金額は、どこで車検を受けるにしても変わることはありません。

点検費用が含まれる車検基本費用

車検費用の中には車検基本費用という点検費用があります。その中にある「24カ月定期点検料」、「測定検査料」、「車検代行手数料」を合わせた金額を支払うことになります。24カ月点検とはその点検を受けないと車検を受けることはできません。必ずかかる費用なので用意しておくことは必須です。

そして車検基本費用は、ディーラーや業者によって金額はさまざまであり、どんな人でも車検費用が変わる理由が車検を受ける場所が人によって異なるからです。また、24カ月点検費用ですが、ディーラーの場合、軽自動車は16,200円、1,500ccコンパクトカーなら21,600円、2,500ccミニバンなら29,160円が目安ですので参考程度に知っておきましょう。

車検代行手数料に関しては、ユーザーの代わりに行う人件費ということで、車検をお願いする場所によっても変わります。ディーラーは10,800円を目安としています。

点検の結果で発生する部品交換費用

24カ月点検をすることで、車のオイル交換やブレーキパッドなどあらゆる部品交換をしなくてはいけない時にかかる費用も車検費用に含まれます。車の使用状況、走行距離によって異なりますが、ブレーキパッドは15,000円程度と言われています。エンジンオイルは5,000km走行ごとや半年ごとの交換がよいとされており、費用は4,000円前後とされています。

車検の流れ

車検の流れを知っておくと、車検の日が近づいても慌てず行動に移すことが出来るでしょう。流れを覚え、車検の知識として身に付けておきましょう。

まずは予約をする

車検は有効期間内に行わないと車検切れといい、車に乗れなくなるというトラブルが起きます。新車をディーラー購入した場合は、車検が近づくと案内ハガキが届くことが多いので期日に気づくことがあるのですが、基本的には車検期日を自分で把握しておくことが大切です。車のフロントガラスのステッカーや車検証に記載されていますのでチェックしておきましょう。

そして期日前には、早めの段階で車検の日を予約します。もちろん、この段階で車検に必要な書類を用意しておくと当日慌てなくて済みますので、計画を立てて車検の日を迎えましょう。

車検当日に車を入庫

予約した日に車を車検をお願いする業者やディーラーの元に入庫します。そして国の点検基準に沿って車を点検・検査します。点検終了後は、検査結果をチェックして万一部品交換箇所があれば、そこで相談して整備するなどしてもらいましょう。この流れでの時間は一概に断言はできませんが、時間に余裕を持っておきましょう。

新しい車検証とステッカーをもらう

ユーザー車検や個人で営む車検代行業者では当日にもらえますが、ディーラーなどは後日新たな車検証と車検ステッカーをもらう形になります。車検証の代わりとされる保安基準適合標章がもらえ、そのステッカーを車のフロントガラスに貼ります。本来なら車検ステッカーは貼る義務がありますが、手続きに間に合わない場合は、保安基準適合標章があれば問題ないとされています。

ちなみに車検ステッカーを貼らないで運転した場合、道路運送車両法66条違反となり、50万円以下の罰金ですのでステッカーをもらったら必ずすぐに貼りましょう。

車検に出すか買い替えをするか悩む場合

車検を通そうか新たな車に買い替えるか悩む場合、どのようなタイミングで選択をすれば得策なのでしょうか。また、買い替える場合はどこがおすすめかについても解説していきます。

買い替えは車検の前にしよう

車検にも買い替えにもどのみちお金はかかりますが、買い替えにしようか悩んでいるのなら、車検前にする方がよいでしょう。車検の後に買い替えするとして査定に出したとしても、査定額が車検料金分プラスになるわけではありません。

車検前の買い替えなら、車検費用は少なくともかかりません。新車購入後の初回車検は3年後なので、新車購入資金だけで済みます。

買い替える場合はカーネクストがおすすめ

もし買い替えることを決断したなら、カーネクストがおすすめです。買取業者を選ぶなら、信頼できる業者にお願いすることで、安心して今までの車を手放すことができます。カーネクストでは、0円以上の買取保証をはじめ、レッカー・書類代行・査定の全てを無料といったサービスを提供している買取業者です。

さらに世界に広い販路を持っている点も、カーネクストに安心して任せられる理由でしょう。車検か買い替えに悩み、買い替えを選択したならカーネクストにお任せです。

車検の準備をしてスムーズに車検を済ませよう

車検の準備をあらかじめしておくことは、当日の準備不足を防ぐことや慌てないようにするためです。さらには車検切れをして車に乗れなくなったというトラブルを避けるためにも、車検準備を怠らずに車検期日もしっかり把握しておきましょう。そして車検準備で必要なものは、「車検証」、「自賠責保険証」、「自動車税納税証明書」、その他には法定費用と車検基本費用がかかります。

部品交換費用もかかりますが、車の状態によってどのくらいかかるのか断言できるものではありません。とにかく重要なのは3つの書類、法定費用と車検基本費用ですので必ず車検当日までに揃えておき、抜かりなく車検の日を迎えましょう。

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