車検と同時に名義変更する方法を解説|トラブルにならないために

車検手続き

車を知り合いや親から、譲ってもらったという人は多いのではないでしょうか。しかし、そのまま名義変更をせずに車に乗っていて、事故を起こしてしまうとトラブルの原因になってしまいます。業者に手続きを任せると簡単ですが、車検の際に自分で名義変更ができるのかを探っていきましょう。

車検と同時に名義変更はできるのか

車検と名義変更などは、運輸支局で行います。同じ場所にあるので、車検と名義変更を同時に行いたいところですが、果たしてできるのでしょうか。

車検と同日に名義変更はできる

名義変更の申請場所は、車検を行う運輸支局のみで、ユーザー車検はもちろん、業者に依頼することでも名義変更は可能です。業者に依頼すると手続きを代行してくれるので便利ですが、手数料がかかるので注意が必要です。自分でも手続きは可能なので、時間がある人は自分で手続きしてみてください。

手続きは同時にはできない

同日にそれぞれの手続きを行えますが、自社で整備工場を持っているところに車検を依頼すると、当然ながら、名義変更はできません。また、手続きには車検証が必要ですが、万が一車検が切れている車の場合は、名義変更は不可です。

つまり、車検が切れる前に手続きを行うことが最低条件です。もし車検が切れていたら、先に車検を通してから名義変更を行わなくてはなりません。 車検が残っている場合は、車検と名義変更のどちらが先でもよいです。

車検時に名義変更する手続き方法

車検を行うときには、名義変更をどのように行えばよいのでしょうか。自分で行う場合と業者に依頼する場合を、それぞれ確認していきます。

自分で手続きをする場合

車の車検状態により、車検が先か名義変更が先かが変わってきます。

車検と名義変更それぞれ手続きをする

車検が切れていた場合は、先に車検を通してから名義変更を行います。車検が切れていない場合は、前の所有者のままで車検に通し、そのあとで名義変更を行っても、先に名義変更を行なってもどちらでもよいです。名義変更の手続きは、陸運局で行います。

名義変更をする前に、自動車納税証明書を取得しておきましょう。自分で車検時に名義変更を行う場合、当然手数料はかかりませんが、書類集めなど少し手間がかかるでしょう。

 手続きに必要な書類

車検に必要な書類のほかに、名義変更の必要書類も準備しなくてはなりません。必要な書類は以下の通りです。

名義変更に必要な書類誰が用意するかどこで受け取るか
実印・印鑑証明書(住民票・戸籍謄本)前所有者自分の住民票がある市区町村
有効期限内の車検証前所有者陸運局
譲渡証明書前所有者任意
実印での押印の委任状前所有者任意
実印・印鑑証明書現所有者自分の住民票がある市区町村
車庫証明書現所有者警察署
手数料納付書・自動車税現所有者陸運局に隣接した税事務所
申請書現所有者陸運局

印鑑証明書と車庫証明書は、有効期限に気をつけてください。印鑑証明書の有効期限は発行から3カ月以内で、車庫証明書は1カ月以内とかなり短いです。

そのほかの書類にも有効期限があり、あまり早く取得しても切れてしまう可能性があります。また、それぞれの書類の取得に、どのくらい時間がかかるか調べておく必要があります。

業者に依頼する場合は委任状が必要

業者に依頼する場合は、自分で手続きする場合に筆宝な書類のほかにも、下記のとおり準備すべきものがあります。これらのものすべてに、実印の押印が必要になり、有効期限も3カ月以内となっていますので気をつけましょう。

  • 譲渡証明書(旧所有者の実印押印)
  • 旧所有者の委任状
  • 新所有者の委任状

名義変更をしないと起こる問題

車を譲り受けたら、名義変更の手続きが必要になりますが、これは面倒でも必ず行わなくてはなりません。名義変更をせずにそのままにしてしまうと、以下のようにあとでトラブルになってしまうこともあるので、気をつけましょう。

  • 違う名義の車を使用していて、その人物が交通事故や交通違反をした際に、違反金が前の所有者に届いてしまう
  • 自動車税の支払いが前の所有者に行ってしまう
  • 廃車の際に自分名義に変更しなくてはならないときもある

家族同士で車一台を共有し合ったり、譲渡されたりすることはそれほど問題ではありません。しかし、友達や知人など近しい間柄でも、信用問題につながりかねないので、きちんと名義変更を行うようにしてください。友達だから大丈夫だと思っていても、実際にトラブルになっているケースはたくさんあるため、注意が必要です。

車検を通すか買い替えかで迷っている場合

車の状態によっては、車検を通すとかなり高額になってしまうときもあります。その場合は、新しく車を買い替えるということも視野に入れましょう。どのようなことで判断すればよいのか、参考にしてみてください。

年式から検討する

エコカー以外で、新車登録から13年経過した車は、自動車重量税が15%も高くなります。13年以内の自動車税を13年目以降の車と比較すると、その差は10,000円以上も変わってきます。

18年以降となると、自動車税はさらにアップします。年式の古い車は、整備の修理費や交換費用が高くなり維持費がかかるため、余計な費用がかさみやすくなってしまいます。この場合は、車検を通すよりも買い替えをしたほうが、結果的に安く済むこともあるでしょう。

買い替えの場合は買取業者の選択が大事

買取業者は、サービス内容が充実した業者を選ぶことが大切です。最適な買取業者を選ぶことが、買い替えでは重要になり、買い替え業者としてカーネクストがおすすめです。

0円以上買取保証、査定・レッカー代・書類代行無料で、廃車しなくてはならない車でも、代わりに行ってくれます。廃車をするのには手間と費用がかかり、かなり面倒な作業になりますが、カーネクストでは不動車でも0円以上で買取してくれます。

カーネクストには海外への販路があるので、廃車にしなくてはならないような車でも、パーツが売れるため廃車の車でも重宝されます。そのほかにも、買取に関してはプロなので、適性な査定を行ってくれるため損はしないでしょう。

参考:カーネクスト

車検と名義変更の手続きを効率的にしよう

仕事などで忙しい毎日を送っている中で、車検や名義変更は時間がかかって面倒な作業です。車検が有効か有効でないかで順序は変わりますが、車検と名義変更を同時に行うことで、1日ですべてを終わらせられて、とても効率がよいです。

名義変更はとても重要な手続きで、しっかりと行っておかなければ、あとで信用問題やトラブルなどがやってきます。何事もスムーズに行うためには、下調べも必要になってきます。早めの対処が必要なので、自分でも手続きを行えるように、準備を整えて向かいましょう。

タイトルとURLをコピーしました