2000ccクラスの車検費用はいくら?安く抑える方法を解説

車検費用

車を所有していれば、定期的に受ける必要のある車検ですが、排気量によっても費用は変わってきます。例えば、2000ccクラスの車をお持ちの場合、自分の車の車検費用はどの程度かかるのか気になるところでしょう。

車検費用も「法定費用」「車検基本費用」「部品交換費用」に大きく分けられますが、法定費用は車の車種ごとに法律で定められています。よって、ディーラーや民間車検場、ガソリンスタンドなど、どこに出しても金額は同じです。

ただし、車の車種ごとに金額が違うというところは注意しましょう。今回は、こうした車検にかかる費用について、2000ccクラスに焦点を当てて詳しく解説します。

2000ccクラスの車検について

2000ccクラスの車検費用については、車両重量、法定費用などをチェックしてください。2000ccクラスの自動車で初めて車検を行う人なら、知っておきたいポイントのひとつです。

車両重量で重量税が変わる

法定費用の中にある重量税によって、車検費用は変わります。重量税は2019年時点で、0.5tごとに4,100円増えることがポイントのひとつです。基本的に、排気量が大きければ重量も重くなることが多いため、重量税が高くなると考えればよいでしょう。

下記の表は、車の重量に合わせた重量税の金額です。2000ccの自動車の重量は、平均して0.5~2.5t程度となっています。

車の重量重量税額
0.5~1t8,200円
~1.5t12,300円
~2t16,400円
~2.5t20,500円

また、新車購入時から年数が13年または、18年以上経過した自動車の場合でも、金額が変わるので注意してください。13年、18年をそれぞれ超えるごとに、自動車重量税が高くなります。下記の図表で、年数と重量に対する自動車重量税の金額をまとめたので、チェックしてみてください。

年数/重量0.5~1t~1.5t~2t~2.5t
13年超え11,400円17,100円22,800円28,500円
18年超え12,600円18,900円25,200円31,500円

自賠責保険料と印紙代は排気量では変わらない

法定費用の中には、自賠責保険料や印紙代も含まれます。自賠責保険料は普通車と軽自動車、ナンバーにより料金が異なることがポイントです。自家用自動車(3、5、7ナンバー)の場合は、24カ月分だと25,830円、印紙代は1,800円です。

平成29年4月まで、自家用乗用自動車の自賠責保険料は27,840円でしたが、改定されているので注意してください。以前に車検を受けた人は、数字が異なることで混乱しないようにしましょう。また、沖縄県などを除く離島でも、金額が異なる点には気を付けたいところです。

車検総額の相場は10万円程度

車検総額の相場として、約10万円はかかると考えておきましょう。重量税や自賠責保険料、印紙代といった法定費用にプラスして、点検料や部品交換代金も考えなければなりません。

点検料や部品交換については法定費用と異なり、車検を依頼するお店や、自動車のコンディションによって大きく変わります。そのことを踏まえると、法定費用以外にプラスされて約10万円~は見ておく必要があるでしょう。

車検費用を安く済ませる方法

法定費用はどうにもなりませんが、総合的な車検費用を安くする方法はあります。車検費用はなかなか大きいからこそ、安く済ませる方法を知っておきましょう。

見積書の整備項目をチェックする

車検を行うとき、見積りをすることは必須です。見積りをしてもらったら、整備項目をチェックしてください。整備項目は、車検を通すために必要な内容と、安全性に関係するもので分けられます。節約をするためには、緊急性を基準にしてください。

緊急性があるものなら直しておかないと、運転中に急に止まってしまう可能性も十分にあります。緊急性がないもので、次にある半年点検や1年点検まで放っておいても、大丈夫そうなら省いてもよいでしょう。例えば、エアコンフィルターの交換などがあります。臭いが気になれば交換し、気にならなければしないというようにすれば、費用を抑えられます。エアコンのフィルターは、自動車の走行に関する危険性はないため、オーナーが判断できます。

ただし、自動車に対する専門知識がない人も多いでしょう。その場合、すべて自己判断ではなく、担当者ときちんと相談することをおすすめします。緊急性があるかどうか、今絶対に整備しなければならないかなど、担当者はプロとしてアドバイスをしてくれるでしょう。

定期的にメンテナンスをしておく

オーナー自身が、定期的にメンテナンスをすることをおすすめします。オイル交換や不具合がある部品の交換は、簡単なものなら普段から行うことは可能です。そうすることで、いざ車検というときには、基本費用だけで済ませられます。

自分で行うことは不安だという人も、カーショップやガソリンスタンドで、軽い点検はしてもらえるでしょう。もちろん、車検を依頼したお店でも、半年点検や1年点検を案内してもらえます。定期的にメンテナンスを行うことで、いざ車検というときに、総合費用を安く抑えることが期待できるのです。

ディーラー以外での点検を依頼する

車検費用を抑えたいなら、ディーラー以外のお店で受けることも検討してみてください。ディーラー以外だと、車検専門店や民間整備工場、カー用品店、ガソリンスタンド、ユーザー車検などがあります。

ディーラー

ディーラーは、持っている自動車を販売した業者のため、整備に関しては確実です。高い技術と専門性があるだけでなく、部品も手に入りやすいというメリットがあります。ただし、費用を基準に考えると、整備料金や工賃は高めに設定されています。

車検専門店

車検専門店は、車検を通すことに特化したお店です。そのため、車検に関する高い専門性を持ち、スピードも早く、価格もリーズナブルなことが多いでしょう。ただし、車検で設けられている項目以外の点検整備については、行わない場合も多い点には注意が必要です。

民間整備工場

民間整備工場は地域密着型で、リーズナブルな価格設定です。信頼関係ができていれば融通がきくため、深く付き合うなら選択肢に入れてもよいでしょう。

ただし、民間整備工場の中には、車載コンピューターに対応できるほどの設備がないところも。また、工場のレベルもバラバラで、高い専門性や技術力がないところもあるため、慎重に選ばなければなりません。

カー用品店

カー用品店は、一般的な部品が一通りそろっていることが特徴で、多種多様なメーカーや自動車に対応してくれます。ただし、外車に関しては断られることも多く、専門知識や技術に関しても、店舗ごとにばらつきがあることは理解しておきましょう。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドは、店舗で車検を行うことは少ないです。基本的に、ユーザー車検を代行するところと考えておけばよいでしょう。自動車の状態によっては、以降のことも考えて、値段が安いといってもきちんと整備をしてくれるところをおすすめします。

とくに不具合もなく、普段からメンテナンスを行っていて自動車の状態がよいなら、車検を通すだけの目的で利用してもよいかもしれません。

ユーザー車検

ユーザー車検は、自分で車検場に持ち込む方法です。リーズナブルな値段で車検を行えますが、自己責任になることは、考慮しなければなりません。整備点検をして不具合があれば、整備士が直してくれるところではないからです。よって、自動車に関する専門知識を持っている人でなければ、止めたほうがよいでしょう。

それでも車検費用が高い場合は?

車検費用が、とにかく高くて払えないという人は、自動車に乗らないという選択肢もあります。車検を通さなければ自動車に乗れませんが、費用が払えないとなると仕方ないでしょう。年式が古すぎる、走行距離も10万km以上なら、自動車重量税なども高くなることが多く負担が大きいです。それならば、買取という選択肢も考えておきましょう。

廃車買取業者に査定を依頼する

中古車買取業者に持ち込んでも、高い査定が出なかったり、買い取りどころか引き取り費用を請求されたりした場合は、廃車買取業者に持ち込むことをおすすめします。廃車買取業者は、パーツや鉄くずの単位で査定を行ってくれるため、査定額が高くなりやすい傾向にあるためです。

一般的な中古車買取業者では、価値がないと判断される2000ccの中古車でも、期待が持てるのです。ただし、デメリットがあることも押さえておかなければなりません。廃車買取業者を選ぶ際には、慎重に業者を見極める必要があるでしょう。最低限、複数業者から相見積もりを取ることをおすすめします。

おすすめ廃車買取業者はカーネクスト

数ある廃車買取業者の中で、カーネクストはおすすめです。他社より約20万円高い査定が出る場合もあり、0円以上の買取額を保証している点でも安心できます。また、レッカーや面倒な書類の代行、査定など、カーネクストなら無料で対応してくれます。

どうして高額査定ができるか、その理由のひとつに、販売ルートの広さがあげられます。カーネクストは海外にも販売ルートがあり、日本では価値がないと判断された中古車でも売却できるのです。

海外では20万km、30万kmの自動車も需要があるため、高額査定も夢ではありません。2000ccの中古車を車検に出さずに、廃車買取してもらいたいなら、カーネクストにまずは相談してみてください。

車検か売却かを考えよう

2000ccの中古車について、走行距離や年式などの状態を考え、車検費用のことも考えるなら、廃車という選択肢もあります。もちろん愛着があり、メンテナンス費用がかかっても乗り続けたいなら、車検に出すという選択肢も十分にあるでしょう。

車検に出すなら、できるだけ安くする方法はあります。それでも車検費用が負担と感じるなら、廃車買取を利用してもよいでしょう。

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