車検は前倒しで受けられる?メリットとデメリットを徹底解説

車検のノウハウ

車種ごとに違いはありますが、車検は一定期間ごとに更新が求められます。車検切れになると公道の走行は禁止され、これを破ると処罰の対象です。車検切れになると車の扱いに制限が出やすいため、期限切れにならないうちに、前倒しで受けたいと考える人も多いでしょう。

しかし、車検を受けるには適した時期があり、タイミング次第で損をする場合もあるため注意しなければなりません。本記事では、前倒しをする際のメリットとデメリットや、車検を受けるベストな時期に関して詳しく解説します。ベストなタイミングを把握して、適切に車検を受けましょう。

車検の前倒しは可能

結論からいえば、車検は前倒しで受けられます。車検の有効期間は、年月日まで細かく設定されていますが、いつから継続検査を受けられるという決まりはありません。

そのため、極端にいえば車検を更新した翌日に、再度車検を受けて更新することも可能です。前倒しで受けられるため、有効期間を満了後に更新するのではなく、満了前に受けることが基本と考えましょう。

車検の前倒しをするメリットとデメリット

「いつからしか継続検査は受けられない」という決まりはないため、車検は前倒しで受けられます。早めに車検が終えられるなら、車の継続使用もスムーズで、メリットに感じる人は多いでしょう。

確かに前倒しにはメリットがありますが、反面デメリットも存在するため注意しなければなりません。メリットとデメリットの両面を知ったうえで、いつ受けるかべきかを考えることが大切です。

車検の期限切れを回避できる

前倒しで車検を受けるメリットは、車検切れを防げる点にあります。早めに更新することで、車検切れによって車が使えなくなる心配もなくなり、継続使用にも支障が出ません。

有効期間を把握しているなら、ぎりぎりに受けても当然構いませんが、スケジュール次第では前倒しにせざるを得ない場合もあるでしょう。長期間予定が詰まっていて、車検の更新に間に合わない場合、前倒しして更新する人は多いです。

前倒しの分だけ車検費用が無駄になる

前倒しで車検を受けると、車検を受けた時点から起算して、次回満了日を設定されることがデメリットです。つまり、早く受けた分だけ、残りの有効期間を無駄にしてしまうと考えましょう。適切な時期に更新した場合は、満了日から起算して有効期間を設定するため、税金や保険料の無駄は出ません。

前倒しにすると、その期間分だけ費用を払いすぎたことになります。さらに、残った車検期間を短縮する分、費用を割り引いてもらえないことは理解しておきましょう。スケジュールの都合上、どうしても前倒しせざるを得ないなら仕方ありませんが、基本的には費用面でのマイナスが大きく、前倒しはおすすめできません。

車検を受ける時期と予約の時期はいつがベストか

前倒しにして車検を受けると、残った有効期間分は損をします。有効期間の無駄を出さないためには、車検を受ける時期を工夫しなければなりません。

また、車検を受けるためには事前予約が必要で、いつ予約をするかも重要でしょう。車検はいつ更新するのか、それに合わせて予約はいつすべきか、それぞれの適切な時期を知ることが大切です。

車検は1カ月前に受けるのがベスト

満了日前に車検を更新すると、残った分の有効期間が短縮されますが、これは1カ月以上前倒しで受けた場合です。満了日以前に検査を受けても、1カ月前からなら有効期間を無駄にすることはありません。満了日の1カ月前からは、どのタイミングで受けても、次回の満了日は同時に設定されます。

30日前に受けても、満了日当日に受けたとしても有効期間の定めは同じため、前倒しで受けたいなら、1カ月を目安にしましょう。

予約は2~3カ月前がよい

満了日の1カ月前に車検を更新するためには、予約はさらに早めの2~3カ月前にすることが基本です。車検を更新するには、見積もりやスケジュールの設定、事前整備といった複数の作業が必要です。

満了日ぎりぎりに予約を取ると、業者に車を預ける前の段階で有効期間を超過する可能性も。そうなると、レッカー引き取りが必要になって、余計な費用が加算されてしまいます。また、途中で有効期間を過ぎてしまうと、車の扱いにも制限が出るため、スムーズな更新が難しくなります。

したがって、業者に依頼する場合は早めに予約を取り、満了日の1カ月前になったタイミングで、素早く車検を更新してもらうことがおすすめです。また、自分で行うユーザー車検の場合、検査場の予約が取れるのは14営業日後までです。業者に依頼する場合と、ユーザー車検の場合では、スケジュールが異なるため、この違いにも注意しましょう。

前倒しのデメリットを最小限にする方法

やむを得ずに、前倒しで車検を受けなければならない場合、例外的に45日前に車検を受ける方法を試しましょう。車検を指定工場に依頼する場合は、先に業者に検査だけをしてもらい、車検更新に必要な書類を、後日運輸支局に提出するという方法で、さらに15日前倒しできます。

1カ月前がぎりぎり待てない場合は、デメリットを少しでも減らすために、指定工場の例外的な方法で、車検を更新しましょう。

車検費用が高額になるなら買い替えの検討を

車検は時期を見て、適切なタイミングで更新することが大切ですが、それだけでなく費用にも注目すべきです。車検費用は、方法や車の状態によって変わりますが、場合によっては10万円以上と高額になることも。

車検費用があまりに高い場合は、継続検査は受けずに、買い替えたほうがお得なケースも多いです。車検更新時期は、買い替えを考えるのに適した時期でもあります。費用がいくら掛かるかを把握して、車検更新と買い替えで、よりお得になるほうを選びましょう。

売却の相談は早めにしたほうが高値がつく

少しでもお得に買い替えるためには、できるだけ早く買取業者に相談し、売却を検討することが大切です。車の価値は年々減少していき、時間が経過するだけで再販時の価格は下がります。加えて、年数が増えるとそれだけ使用による消耗も進み、状態は悪くなりやすいでしょう。

早めに売却の相談をすることで、好条件を提示してもらえることも多く、高く売れると買い替え費用にも充てられます。売るのが遅くなるほど価値が下がり、何年もあとになると、その分車検費用が掛かるということも、頭に入れておきましょう。

おすすめの買取業者は「カーネクスト」

買い替えを検討するなら、買取業者の選定は慎重に行わなければなりません。同じ車でも、どの業者に売却するかで、買取の条件や受けられるサービス内容は異なります。おすすめなのは、どのような状態の車でも0円以上で買取保証をしている「カーネクスト」です。

カーネクストは通常の中古車はもちろん、不動車や故障車の買取も積極的に行っています。車検前の未整備状態の車でも、価値を見出して好条件で買い取ってもらえるでしょう。

加えて、査定から車両の引き取り、廃車手続きの代行まで全て無料とサービスも充実しています。仮に車検切れを起こした場合でも、無料引き取りで対応してもらえるため、スムーズに売却しやすいでしょう。

参考:カーネクスト

車検を前倒しするならデメリットを減らす工夫を

前倒しで車検を受けた場合、車検を受けた日から起算して、次回満了日が設定されます。そのため、前倒し期間分、残りの有効期間を無駄にしてしまいます。満了日の1カ月前なら、前倒しでも有効期間は無駄になりません。早く受ける場合でも、1カ月前までは待ち、無駄なく賢く車検を更新しましょう。

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