車検の期日を確認するには|期限が切れた場合の対処法もご紹介

車検のノウハウ

車検は一定期間での更新が必要なため、いつ満了日を迎えるかはこまめに確認しておかなければなりません。期日を過ぎてしまうと、公道を走れなくなり、更新手続きをするのにも通常以上に手間がかかります。車検の有効期間はどのように確認するのか、期限切れになった場合の対処法も含めて知っておきましょう。

車検の期日の確認方法

車検有効期間の期日を確認する方法は、大きく2つに分けられます。どちらの方法でも確認は可能ですが、記載されている情報の特徴が若干異なるため、違いがあることは理解しておきましょう。どちらの方法を活用する場合でも、こまめに期日を確認する意識を持つことが大切です。

ステッカーで確認

車検更新時には検査標章、通称車検ステッカーと呼ばれるものが配布されます。これはフロントガラスへの貼り付けが義務付けられており、貼っていないと処罰の対象となるため注意が必要です。ステッカーは裏表の両面に車検の有効期間が記載されていて、これを確認することで期日を確認できます。

ただし、外側から見ると有効期間満了の年月しか書いておらず、詳細な情報を確認するには室内側から確認しなければなりません。具体的な満了日は室内側に記載されているため、車の使用頻度が低く、外側からだけで確認していると、いつの間にか期限切れという場合もあるので注意しましょう。

車検証で確認

車検取得時には車検証が交付されており、これにも有効期間の満了日が記載されています。期日は車検証の「有効期限の満了する日」という項目に記されていて、年月日まで詳しく書かれています。

車検証は普段から確認するものではないため、基本的にはステッカーで確認して、更新期間が近づいたタイミングで車検証の期日とも相違ないかチェックするのがおすすめです。

また、車検証が紛失していると更新ができないため、事前に再発行しなければなりません。車検証の有無を確かめるためにも、定期的に車検証を見て期日を確認する癖をつけておくとよいでしょう。

車検の期間と期日

有効期間を超過しないためには、そもそも車検を更新すると次回車検までどれくらいの猶予があるか知ることが重要です。車検更新のタイミングは、車ごとに違い、同じタイミングで一斉に行うというわけではありません。

個人ごとに時期が違うからこそ、自分の車はいつ更新すべきなのかを正しく把握する必要があります。また、いつまでに更新すべきかも重要なため、正しい更新の期日がいつなのかも知っておきましょう。

車検は基本は2年ごと

一般的な自家用車の場合、継続車検は2年ごとに更新が必要です。新車登録時のみ3年間有効ですが、以降は固定して2年おきの更新となります。かつては10年を経過すると1年ごとに更新がでしたが、現在はその縛りはありません。

使用年数に関係なく、初回検査以外は2年ごとで構わないため、何十年使っていても車検のサイクルは変わりません。

また、これは普通自動車、軽自動車はもちろん、車検が必要な小型自動二輪でも共通しています。商業用の車や大型の車だと、更新のサイクルが短いものも多いですが、一般的な車は3年、2年で固定と考えましょう。

車検は1カ月前から満了日まで

車検をいつまでに受けるべきという期日は厳密には決められておらず、基本的にはいつ受けても構いません。ただし、おすすめの時期は存在し、満了日の1カ月前に更新するのがもっとも損のないタイミングです。

満了日から1カ月以内に更新すると、更新した日ではなく、満了日から起算して次回更新日が設定されます。1カ月以上前に更新すると、検査を受けた日から起算して更新日の設定となります。

残っていた有効期間がなくなり、無駄が出ることは覚えておきましょう。業者の予約はさらに少し前からできるため、1カ月と少し前から動き出すのがおすすめです。

もし車検が切れてしまった場合は

車検は有効期間内に更新するのが基本ですが、忙しくて更新できなかったり、期日の確認を忘れたりして、期限切れになることもあるでしょう。有効期間を過ぎてしまった場合、どのような状態になるのか、対処法も含めて知っておくことも大切です。

車検の切れた車は公道を走れない

車検が切れた場合、公道の走行は認められておらず、一歩でも道路に出ると処罰の対象となるため注意が必要です。

無車検での走行は違反点数が6点付き、30万円以下の罰金、または6カ月以下の懲役が科せられます。また、自賠責保険も切れている場合は、さらに罰則が重くなるため注意が必要です。

車検が切れてしまった時の対処

車検切れで処罰の対象となるのは、あくまで無車検で公道を走行した場合のみです。そのため、走りさえしないなら問題はありませんが、走れない車をいつまでも持っていても扱いに困るでしょう。車検切れの車を再び使えるようにするには、車検の更新が必要で、期限切れでも更新する方法はあります。

自賠責保険の期間が残っている場合

車検が切れても、仮ナンバーを取得しているなら、限定的に公道の走行は可能です。仮ナンバーの取得には、自賠責保険の有効期限が残っている必要があるため、保険の満了日もチェックしておきましょう。

仮ナンバーは役所で「車検証」、「自賠責保険証の原本」、「印鑑」を提出し、取得します。費用は自治体ごとに違いますが750円程度が多く、期間は最長5日のため素早い行動を心がけましょう。

自賠責保険も切れている場合

自賠責保険も切れているなら、先に保険だけを更新して仮ナンバーを取得する、あるいは業者に引き取りを依頼するのどちらかで対処します。

保険を更新して仮ナンバーを取得するのは手間がかかりますが、反面コストは安いです。業者を利用すると楽な分、コストが高くなることは理解しておきましょう。

車検をするか売却するか迷っている場合

車検更新時に差し掛かると、更新か買い替えかで悩むことは多いでしょう。車検の時期は買い替えを検討するおすすめのタイミングでもあるため、どちらがお得か実際に計算してみるとよいでしょう。よりお得なほうを選ぶことが、車を長くコスパよく使うための秘訣といえます。

車検前に費用を確認してみよう

車検の更新と買い替えで悩む場合、まずは車検に出す際にかかる費用を計算してみましょう。車検を請け負う業者なら、見積もりは無料でやってくれることが多いため、これを利用しましょう。見積もりの結果、費用が高いと感じたなら、買い替えを選ぶのがおすすめです。

車の買い替えには買取専門業者を選ぼう

買い替えを決めたなら、手持ちの車を少しでも好条件で売ることが大切です。おすすめなのは買取業者のカーネクストで、状態が悪い車でも積極的に買い取ってもらえます。

これはどのような車も0円以上での買取保証をしているからであり、確実に現金化できるのは嬉しいポイントです。また、車両の引き取りも無料のため、車検切れの車でもスムーズに処分できるのも魅力のひとつです。

車検の期日を把握して計画を立てよう

車の利用をスムーズに続けるには、こまめに車検の期日を確認し、期限切れを起こさないことが大切です。仮に期限切れを起こした場合も焦らず対処し、少しでもお得に更新することを心がけましょう。

車検切れ自体は処罰の対象とはならないため、期日を過ぎても冷静に行動し、少しでもお得に車検の更新を目指しましょう。

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