車検は個人でもできる?ユーザー車検の特徴や受け方を解説

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Hands of young professional mechanic in uniform writing on clipboard against car in open hood at the repair garage. Maintenance service concept.

車検は面倒、複雑といったイメージを持つ人が多く、業者に依頼することが当たり前と思っている人も多いでしょう。しかし、実際には個人で行うことも可能で、「ユーザー車検」といって最初から最後まで、自分で行うことも可能です。

ここでは、個人でやる場合のポイントや流れを解説するので、しっかりと把握してユーザー車検にチャレンジしましょう。

ユーザー車検の費用と必要書類

車検は業者に依頼したほうが便利で、簡単に済ませられます。しかし、ユーザー車検の場合、自分で行う分費用は安く、通常よりも大幅にコストカットできる場合があります。ユーザー車検では、必要書類も全て自分で集めなければならないため、何が必要なのか、費用相場も含めて知っておきましょう。

ユーザー車検にかかる費用

通常車検では、法定費用、車検基本料、事前・予備整備費用の3つがかかります。ユーザー車検の場合、業者に依頼しないため、車検基本料は丸々削減でき、事前・予備整備も自分でやれば、コストは大幅に下げられます。

場合によっては、最低限の法定費用だけで済むこともあり、自賠責保険料や重量税、検査手数料の合計だけで済むこともあるでしょう。もっとも安く済む場合と、業者を利用する場合を比較すると、コストが半分以下になることも少なくありません。

実際には、どこまで自分でできるかによって費用は変わりますが、車検基本料がカットできる分、少なくとも安くなることは確実でしょう。

ユーザー車検の必要書類

ユーザー車検は、自分で全て行わなければならない分、事前準備の書類も多いです。必要書類は以下の通りで、それぞれ入手場所が異なるため注意しましょう。

  • 車検証
  • 自賠責保険証
  • 自動車納税証明書
  • 印鑑
  • 自動車重量税納付書
  • 自動車検査票
  • 点検整備記録簿
  • 継続検査申請書

書類に不備があると手続きが進められずに、後日出直しになる場合もあるため注意しなければなりません。また、自動車納税証明書や印鑑は、不要になる場合もありますが、状況によって要・不要が異なるため、持参しておいたほうが無難でしょう。

事前準備が必要なのは、上記の車検証から印鑑までで、それ以下の書類は当日検査場で入手可能です。ただし、点検整備記録簿をすでに作成している場合は、それを持参する必要があるため、忘れないようにしましょう。

ユーザー車検を受ける方法と流れ

ユーザー車検は、どのように受けるかがあまり知られていないこともあって、難しいイメージを持たれやすいです。実際に業者に依頼するより工程は多いため、手間はかかりますが、流れを把握しているとそれほど難しくはありません。受ける方法と全体の流れを知って、ユーザー車検への理解をさらに深めていきましょう。

ユーザー車検の事前準備

事前準備では、必要書類を集めたり車を整備したりと、やるべきことは複数あります。車検を受ける準備が整ったなら、検査場の予約をしましょう。検査場は、普通自動車は「運輸支局」、軽自動車は「軽自動車検査協会」で予約するため、間違えないように注意が必要です。

また、車検自体は満了日の1カ月前からなら、期間を無駄にせずに受けられますが、検査場の予約は14営業日先までしか取れません。比較的、直近の予定を取ることになるため、スケジュールの確保もしておきましょう。

車検当日の流れ

予約日当日は、予備検査場にて最終調整をしてから、検査へと進みます。まずは、窓口で必要書類を集め、持参したものも含めて提出しましょう。その後、法定費用の支払いを済ませ、受付をしたら検査になります。

検査コースでは、検査官の指示に従って車を操作します。この際に操作ミスがあると、整備はできていても不適合になるため、注意しなければなりません。無事に検査が終了して適合とみなされると、車検証、検査標章が発行され、車検の更新は完了です。

ユーザー車検のメリットとデメリット

お得に車検が済ませられて、魅力的に思えるユーザー車検ですが、当然デメリットもあります。ユーザー車検はあくまで選択肢の一つで、誰もにおすすめできるわけではないことは覚えておきましょう。メリットとデメリットの両方を知り、自分に合っているか確認することが大切です。

ユーザー車検のメリット

ユーザー車検のメリットは、大きく以下の点が挙げられます。

  • 車検費用を節約できる
  • 車への理解が深まる
  • 整備も自分でやるとコストは下がる
  • 慣れるとそれほど難しくない

メリットは複数ありますが、もっとも大きいのは車検費用の節約でしょう。車検は高いと10万円以上かかることも多く、数年おきとはいえ負担は大きいです。しかしユーザー車検なら、最低限の費用だけで更新でき、何年も積み重ねると、金額差はかなり大きいでしょう。

また、車への知識も深められるため、節約したい人だけではなく、愛車への理解を深めたい人や、何でも自分でやりたいと考える人におすすめです。

ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検のデメリットは、大きく以下の点が挙げられます。

  • 知識がないと難しい
  • 平日の日中しかできない
  • 整備の費用が高くつく場合も

もっとも大きいのはハードルが高い点で、車に関する知識が全くない人にはおすすめできないでしょう。少しずつ勉強しながらでも可能ではあります。ただし、整備を業者に依頼すると、結局コストは上がって手間がかかるばかりで、メリットは薄くなります。

また、検査は平日の日中しかできず、そもそもここで時間が取れない人は受けられません。業者に依頼するより制限があり、ハードルが高い点は、ユーザー車検の大きなデメリットです。

車検を通すか買い替えか迷っている人は

個人でやるか業者に依頼するかだけではなく、そもそも車検を更新すべきか迷っている人もいるでしょう。車検時期は、買い替えを考える一つの周期でもあり、どちらにすべきか迷う人は少なくありません。買い替えるなら車検を通す前がおすすめのため、どのような選択をすべきか、考え方のポイントを知っておきましょう。

どちらがお得か考えよう

車検の更新と買い替えで悩むなら、お得度の高さで考えることがおすすめです。もっとも分かりやすいのは費用面で、それぞれ見積もりを取って、どちらのほうが金銭的なメリットが大きいのか、比較してみるとよいでしょう。

買い替えは、高く感じられる場合も多いものですが、車検費用が1回分浮くと考えると、費用負担が減る分、お得度は増します。どちらのほうが支払うお金が多いかだけでなく、どちらかを選んだ場合の費用の増減も考慮して、よりよい選択をしましょう。

買い替える場合は最適な買取業者を選ぼう

買い替えを選ぶなら、どの業者に買い取ってもらうかが重要です。同じ車でも、業者によって買取の条件は違うため、適切な業者を選ばなければなりません。おすすめなのは、車の状態に関係なく、全て0円以上で買取保証をしているカーネクストです。

ボロボロの車でも確実に現金化できるため、未整備の車でも売却できます。また、レッカー引き取りや廃車手続きの代行まで全て無料で、処分に余計なコストがかからない分、金銭的なメリットはより大きくなりやすいでしょう。

参考:カーネクスト

ユーザー車検にチャレンジしてみよう

個人で行うユーザー車検は難しく思われがちですが、ある程度知識があるなら、それほど難しくはありません。検査は自分で行い、事前の整備は業者に依頼するなど、一部業者を利用して車検を受けることも可能です。自分に合ったやり方を探りながら、ユーザー車検にもチャレンジして、お得に車検を受けましょう。

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