車検は一定期間ごとに更新が必要なため、有効期限を切らさないように注意しなければなりません。しかし車検の有効期限は、それほど頻繁に確認するわけではなく、気づいたら期限切れになっているということもあるでしょう。
有効期限が切れたからといって、その場ですぐに問題になるわけではありませんが、更新手続きが面倒になるため、期限切れは極力起こさないことが大切です。この記事では、有効期限を確認する方法や、車検満了日を忘れないためにできることなどを解説するので、参考にしてください。
車検の通知は公的機関からは来ない
まず知っておきたいことは、車検更新の通知は、公的な期間からは来ないということです。免許の場合は、更新時期が近づくとはがきで通知されますが、車検の場合はこれに該当するものはありません。
通知がないため、有効期限は自分で管理しなければならず、期限切れを起こしやすいことは理解しておきましょう。
公的機関以外からの車検の通知について
車検の更新時期は、公的期間からの通知がないため、基本的に自己管理になりますが、通知自体が全くないわけではありません。車の購入やメンテナンスなどで業者を利用している場合は、更新通知が送られてくることも。ただし、通知の有無は個人によって違い、必ずしも公的機関以外から通知が来るとは限らないため、注意が必要です。
ディーラーや車検業者からの通知
車検の更新通知でもっとも多いのは、ディーラーや車検業者によるものです。ディーラーで新車を購入した場合や、以前に車検業者を利用した場合、そのときの記録から、自動的に車検更新の案内を通知する業者は多いです。
ただし、全ての業者が営業のDMを送付するとは限らず、購入者や以前の利用者であっても、車検更新の通知が届かない場合もあります。民間業者による通知はやや不確定でもあるため、これだけを頼りにすることは危険です。
忘れている場合に、思い出させてくれる便利な存在ではありますが、送られてこないこともあるため、基本的には有効期限は自己管理が必要と考えましょう。
オークションなどで購入した場合は通知が来ない
オークションや知り合いからの譲渡など、業者を介さない方法で車を手に入れている場合は、基本的に車検の更新通知は届きません。民間業者から通知が来るのは、何らかの形で業者を利用し、個人情報を登録している場合に限られます。
また、個人情報を登録していても、住所や連絡先が変更になっていると、通知が届かないこともあるため注意が必要です。業者利用がない、あるいは利用してから連絡先、住所を変更している場合は、業者からの通知はないものと考えましょう。
車検の有効期限を確認する方法
車検の有効期限の確認は、自己責任で行うことが大切で、業者からの通知だけをあてにすることは危険です。不確定な通知を頼りにするよりも、自分で有効期限を確認する方法を知っておくほうが、確実でスムーズに車検も更新できるでしょう。有効期限の確認方法は、大きく2つに分けられ、それぞれで得られる情報が異なります。
ステッカーを確認する
車検更新時には、検査標章と通称車検ステッカーが配布されます。このステッカーは、フロントガラスに貼り付けることが義務付けられており、車検の有効期限が記載されています。
ステッカーは外側から見ると、有効期限の年月日しか記載されていませんが、内側から見ると小さく満了日まで記載があるため、これを参考にしましょう。ステッカーなら車に乗るたびに目にするため、こまめにチェックする習慣をつけることが大切です。
車検証を確認する
より確実に満了日を確認したいなら、車検証の記載をチェックしましょう。車検証には、「有効期間の満了する日」という項目で、詳細な有効期限が記載されています。車検証は普段から頻繁に見るものではありませんが、定期的にチェックするよう、これも習慣づけておくことが大切です。
万が一、ステッカーが破損や汚損して、有効期限が確認できない場合は、車検証をチェックすることになるため、満了日の記載場所は覚えておきましょう。
車検の満了日を忘れないために必要なこと
有効期限切れを起こさないためには、常に車検の満了日を気にかけておくことが大切です。継続検査の場合は、一般的な乗用車なら2年ごとの更新になるため、以前いつ受けたのかを頭に入れておきましょう。車検の有効期間超過に気づかずに、公道を走行してしまうと処罰の対象になります。
故意ではない場合でも処罰され、さらに自賠責保険の有効期限も切れていると、より重たい罰則が科せられるため注意しなければなりません。違反点数の加算はもちろん、罰金や場合によっては、懲役刑が科せられることもあります。有効期限切れで車を使用するリスクを知っておくと、期限を確認する意識も持ちやすいでしょう。
車検費用が高い場合は買い替えも検討する
期限切れの前に更新に気づいたことはよいものの、いざ見積もりを取ると、思いのほか費用がかかるケースは少なくありません。車検時には、税金や保険料の支払いだけでも数万円はかかり、場合によっては10~20万円以上とかなり高額になることも。更新費用が高く付きそうなら、無理に更新はせずに、売却して買い替えたほうが、お得な場合もあることは理解しておきましょう。
早めに売ればそれだけ高く売れる
少しでも買い替えが頭をよぎったなら、できるだけ早く売却を決めることが大切です。車は早く売るほど高く売れやすく、あとになるほど価値は下がります。また、車検を更新してすぐに売ってしまうと、車検の有効期限がある分査定額はアップしますが、費用回収ができるほどの高額査定は望めません。
車検更新費用分のほとんどは損をするため、売るなら更新前が鉄則です。車検を更新したなら、少なくとも1年以上は乗らないともったいないため、売却の時期はさらに先延ばしになります。更新するなら長く乗る、数カ月先で売却しようと考えているなら、更新前に前倒しで売ったほうがお得になりやすいでしょう。
買取業者はカーネクストがおすすめ
古い車を買取に出すなら、カーネクストがおすすめです。カーネクストは、古い車でも積極的に買取を行っており、どのような状態でも0円以上で買い取ってもらえます。車両の引き取りも無料なため、仮に車検切れで動かせない状態でも、スムーズに手放せるでしょう。
廃車手続きの代行も無料でやってくれるため、手間をかけずに処分でき、お得に資金化できることが魅力です。
車検の通知は来ない場合もあるので常に確認しておく
車検の更新通知は、公的な機関からはなく、あっても以前に利用したことのある民間業者からのみです。ただし、業者からの通知は確実ではなく、以前に利用して個人情報を登録していても、通知されないこともあるでしょう。
通知はあったらラッキー程度に考え、基本的には自分で有効期限を確認しなければなりません。日頃から期限をチェックする習慣を身につけ、期限内にスムーズに車検を更新しましょう。